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2015年5月8日
Diary-T 117 「勝ち絵」
春画のことを隠語で「ヮじるし」といったりしますが、
その「ヮ」は「笑い絵」のヮからきています。
春画は、娘でも無骨者でも、一目でクスッとさせるのが良質です。
娘を怯えさせたり、無骨者を激怒させちゃいかんわけです。
なにせ和合(交接)は繁栄の証、五穀豊穣の祈りという、農業国日本の伝統があります。
和合は生産的で活力あふれるメデタイもの。陰ではなく陽、負ではなく正、
常に強い力でありつづけたわけです。
だから「勝ち絵」と称して、戦場へ持っていったり、鎧びつの中に入れたりしたといいます。
性の快楽を背徳視するのは、統一的宗教の存在する国だけのようです。
日本は八百万の神サマがいたので、かえって無宗教的な国柄となり、
性に関しては、太古から変わらぬおおらかさを保つことができたのです。
一日 江 戸 人 杉浦 日 向 子著 新潮社 より抜粋。
おおらかさ。この言葉に人生の喜びは集約されているのかも。
死ぬまでおおらかさで過ごしたいものです。ね。
そうそう今日はあのSHIPSのwebmagの取材だった。
信国大志くんの計らいで生まれて初めて自分のために仕立てて頂いたダブルのスーツで臨んだ。ちとうれしくて少し喋りすぎたかも。今日も皆様のお陰で無事に過ごすことが出来ました。感謝也。
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