Diary-T 90 反抗のアプリ
広告会議で以下のような紹介文があった。
反抗表現アプリ「TInyRiot」がリリース。アプリを起動してiPhoneを振りつづけると、音楽やリズムの叫びが激しくなります。その姿を録画もできます。
想像以上に爽快です。
想像以上に爽快です。では、反抗のアプリというより、癒しのアプリだろう。
まったく浮遊感ばかりで実態のまったくない時代だ。
ふわふわと浮かんで消え、まるでシャボン玉のような言葉が氾濫する
一億総無責任時代。うん? ずっとか。
さて、このアプリは私の仕事仲間が関係していることもあって、
一言で言えば最高!! 5ツ星。
そうイカシている。ムダがない。テーマが一直線。
しかもだれでもその気になれる。達成感がある。しかも現在は無料?
クーポン無縁の世界だ。が、悪いけど、「反抗のアプリ」と呼ぶなら
完成度は七点ぐらいだ。誤解を生まないように記すと、
まず私はこのアプリが大好き、アプリとしての完成度も満点、
しかし、「反抗のアプリ」と呼ぶなら
その入り口としてはお薦めするが……
本当の意味での反抗のアプリなら、ようやくスタートラインが生まれた
という認識のほうが良いだろう。というのも、
じつは以前から私はアプリは人類を救う可能性がある信じている。
もちろんいつもの根拠のない自信だが。
一ミリの根拠を示すなら私はじつはアプリのお陰でiphonegrapherを名乗っている。
つまりアプリは人間の奥底に沈んでいる自分自身でもまだ見たこともない
可能性に火を付けることができると信じているという意味だ。
では私の想像する反抗のアプリとは?
どう考えてもいまならまず反抗する相手は、
ニッポン殲滅計画に荷担し、それを押し進めて来た東電や政府や行政や経団連やそれに紐ずくallabout欲に目がくらんだ自己保身主義者たちであり無自覚に亡国へ突っ走る既得権益保持集団だろう。
そう戦後、いや、戦前からつづく特権階級たちの闇を白日(はくじつ)の下(もと)に晒(さら)・す、アプリでなければならない。
どんなアプリだ?
もちろん過去の事実を洗いざらい国民の前に晒す情報公開アプリのことではない。
私の言いたいのは純粋に怒りを学習するアプリという意味だ。
いつもいってるけど我われは幸福になるために生まれ来たんだ。
だから特権階級の奴隷なんかなりたくないという意思表示ができるアプリ。
その意思表示が心の底から沸き上がるようなアプリ。
簡単に爽快な気分になんかなられてたまるか!
遊んでも遊んでも、怒りは収まるどころかますます増殖し
怒りそのものが学習してどんどん次元の高い怒りへと成長していくようなアプリ。
いったい、それはどんなアプリだ。
怒りを栄養にして巨大なモンスターが生まれる。
そのモンスターが日本中に伝播し、小さな暴動を起こし、
その小さな暴動は自ら学習し成長しさらに次元の高い暴動へと増殖していく。
今はまだ誰に知られていないが将来は坂本龍馬やチェ・ゲバラやダリヤピカソや
スティーブ・ジョブズになるようなホープフル・モンスターのことだ。
茂木健一郎さんの「ホープフル・モンスター」を引用する。
「ホープフル・モンスター」というのは進化生物学上の概念。
進化の過程でいろんな試行錯誤の中で多種多様な生物が生まれてきますが、
当然、その後に勝ち残れる種は限られています。
でも、勝ち残ることができなかったにせよ、
もしその種が勝ち残っていたらどういう進化をしたんだろうって
わくわくする種がいっぱいいた。
そんなわくわくするような大きな希望を孕んだ生き物が
「ホープフル・モンスター」なんです。~引用おわり
反抗のアプリは、ひとつではない。ここからはじまる人間という種への挑戦だ。
まだだれもみたこともない種の可能性を
個性ある個人から引き出し気ずかせ行動へ駆り立てるアプリ。
そんなアプリが雨後の筍のように生まれはじめていることを想像すると
本当にワクワクする。
まずは最初の一本がこのTINY RIOTであるということを確信し、
次のアプリを私も目指したいのだ。
そのアプリの名は「ディクショナリー倶楽部」(仮称)
時間と空間を超え今すぐ話すべきことを話すことのできるアプリ
が今まさに進行中なのである。
そうもう、手の届くそこまで来ているのだ。意志の勝利!
乞うご期待!
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