そいつらには情熱がないの。

情熱というかインセイン（insane狂気)といってもいいんだけど、

堀江さんをお金儲けのうまい人ぐらいにしか思っていないだよね。

堀江さんの本質はそのインセインなのに。

文科省なんか関係ないっていう大学を創っちゃおうよ、堀江さん！

茂木健一郎

堀江貴文

そう。文科省の思惑なんか一切無視できる私塾みたいなものですよ。

ジャンルを問わずいろんな研究ができて、

マネタイズできるものはどんどんしていく。

一般からも資金をいっぱい集めて、ファウンデーション（基金）も作る。

数百億円レベルの予算で面白い研究をどんどんやる私塾ってどうですか？

もう大学で義務的に何かを学んだり教えたりっていう時代じゃないんですよ。

スキルと意欲の高い高い人が一緒になって何かを研究する、

そんな私塾がこれから必要だと思うんです。この動きは今後どんどん進んでいって

私塾がブランド化していくんじゃないかな。

東大に入ったなんていうよりも、茂木塾に入ったっていう方が、

「え～っ、お前はすごいエリートだな！」って賞賛される時代が来ると思いますよ。

「テクノロジーが世界を変える」という信念を持った、

研究開発に特化した場所を作りたいですね。

グーグルのキャンパスに負けないようなものを作りたいですよね。

茂木健一郎

堀江さんみたいな人が誤解されたまま二年以上を獄中で過ごさざるをえないって、

日本にとってものすごい損出だと思う。

堀江貴文

僕は強い意志をいつまでも持ち続けるので、帰ってきていろいろやりますよ。

とくに新しいかたちの研究機関は絶対につくりたい。

「嫌われ者の流儀」堀江貴文×茂木健一郎　小学館より発売。

ディクショナリー倶楽部で三回に渡る対談をベースに生まれたこの書籍は、

敬愛してやまない茂木健一郎さんを校長に開校した

ARTSCHOOL「ディクショナリー倶楽部」の意志を

書籍というかたちにして頂いたものであり（僭越ですが）、

これまで23年間存続したfree paper dictionaryの

次の役割として生まれたディクショナリー倶楽部が

間違いなくここに存在したことの証でもあると思うのです。

私がお二人から受けた強いメッセージは、

また別のかたちで表現していきたいと思いますが、ここは、まぁ、

こうしてめでたく素晴らしい書籍を刊行することが出来たのは、

この編集を担当された編集者の平田久典さんの大変強い意志のお陰だと思うのであります。

制作方針に関しては色々なボタンの掛け違いがあったものの、

日本人がこれから真剣に考え行動しなければならない明快なメッセージが

存分に詰め込まれた白眉の書籍の誕生の前では

どのような負の要素も一瞬にして消えてしまったのであります。

これこそまさに、意志の勝利ではないか。ありませんか。

未来を明るく照らす知恵の辞書、フリーペーパーディクショナリーが、

そのディクショナリー倶楽部が、

お二人の発信する未来への提言と希望を世に伝えるための

この書籍の誕生に少なからず関与出来たことが誠に無上の喜びでありました。

また、そして、再び、忘れてはならないのは、

ディクショナリーの茂木健一郎さんの連載を

これまで常に担当して頂いた名編集者であり孤高のライター吉村栄一さんの

熟練した編集技術なくしては生まれ得なかったことも、

意志の勝利の祝砲を打ち鳴らすごとく

ここはきちんとお伝えしておく必要がありんす。あります。

えぇ～、さて、かたくるしい挨拶はこのぐらいにして、

それでは、ここで乾杯の音頭に移らせて頂きたいと思います。

茂木健一郎さんが以前確かどこかで紹介されたこともあったと思われます～

芸術は爆発だ～の、あの岡本 太郎さんが、とある乾杯の席で

ご発声になったという名台詞を、

ここにお集まりのみさなんとご一緒にご唱和して乾杯したいと思います。

はい、みなさん、それでは、いいですか、いきますよ、

”この酒を飲んだら死んでしまうと思って飲め、かんぱーい”

併せて、併せて、はい、それでは、みなさん、ご一緒に、三ん、死、字が違う四、

は、はい、は、は、はい。

”この酒を飲んだら死んでしまうと思って飲め、かんぱーい”

もっと大きな声で～インセインはどこへいった、

しっかり、ほら、もっと空気をいっぱい吸って、はい、いきますよ～

”この酒を飲んだら死んでしまうと思って飲め、放射能～”

ご静聴ありがとうございました。

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