ベントレー・バーナード・レーシング
「ベントレー・モーターズ・スピード」に代わる新定番モデル

2003年にスタートした「ブライトリング・フォー・ベントレー」コレクションの第1号モデル「ベントレー・モーターズ・スピード」の後継機種として今年登場したのが「ベントレー・バーナード」。そして、インダイヤルを針式ではなくディスク式としてインパクトある顔を追求したスペシャル仕様がこの「ベントレー･バーナード・レーシング」だ。ブライトリング特許の30秒でクロノ秒針が文字盤を1周し1/8秒単位まで計測できる30秒クロノグラフ機構、昔のベントレー・レーシングのベントレー・カーの操作ボタンを彷彿させる刻み入りベゼル、インダイヤルの配置など基本デザインは第1号モデルと同様だが、ケース直径が49mmとわずかに（0.3mm）大きくなっている。なお「バーナード」というネーミングは、ベントレー・ボーイズのなかでもル・マン24時間でもっとも活躍したレーシングドライバー ウルフ・バーナードに由来する。

自動巻き、直径49mmのステンレススティールケース＆スピードブレスレット、公認クロノメーター、シースルーバック、102万9000円（予価）。7月発売予定。

トランスオーシャン・クロノグラフ
1950年代～60年代クロノグラフの端正な美を再現

いまのモデルほど押し出しや腕もとでの存在感は強烈ではないが、控え目な美しさで時計コレクターたちを魅了する1950年代から60年代のスイス製機械式クロノグラフたち。どこかホッとして優しい、そんなアンティーク・クロノグラフの端正なスタイルを、1958年に発表したフラッグシップモデルの「トランスオーシャン」という名前で現代に再提案した新型モデル。レトロなテイストだが、ムーブメントにはキャリバー01を搭載するなど、中身は最新。シンプルだが植字タイプのバーインデックスやわずかに段差のついたグレーのインダイヤルで、視認性は抜群だ。ほかに3針のよりスタンダードなタイプもある。

自動巻き、直径43mmのステンレススティールケース＆ オーシャンクラシックブレスレット、公認クロノメーター、74万5000円（予価）。7月発売予定。