Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EX ファントムのEVを発表
CAR / NEWS
2015年3月17日

Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EX ファントムのEVを発表

Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EX

ついにロールス・ロイスからもEVが誕生!

ロールス・ロイス・モーター・カーズは、102EXのコードネームで試験的に開発しているEVモデルのテスト車両を3月1日に開幕するジュネーブモーターショーで公表する。

文=松尾 大

ファントムベースのEV

ロールス・ロイスが開発中のEVは、フラッグシップモデルであるファントムをベースにしたもの。同社は、「ファントム・エクスペリメンタル・エレクトリック」とも呼ばれるこの102EXにたいする意見、反応をつのり、今後のロールス・ロイス車のあり方を慎重に検討するとしている。ショーの終了後には、ヨーロッパ、中東、アジア、北米をめぐるグローバルツアーを開催。一部顧客やメディアの試乗用に提供される。

いまのところ製品化は計画されていないものの、100EXや101EXがそれぞれ市販モデルとなったことからみても、たんなるコンセプトカーではなく、ロールス・ロイス車のあらたな展開と捉えてもいいだろう。

ロールス・ロイス・モーター・カーズのトルステン・ミュラー・エトヴェシュ CEOは「102EXは、超高級車セグメントにおける世界初のバッテリー駆動電気自動車です。このテスト車両をもちいて、代替ドライブトレインの可能性を検討し、今後のロールス・ロイス車に最適な駆動源を探求していきます」としている。

Rolls-Royce 102EX|ロールス・ロイス 102EX ファントムのEVを発表|02

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充電1回あたりの航続可能距離、あらゆる過酷な気象条件下での性能など、102EXをめぐる議題が挙がってきている。世界最高峰の自動車ブランドとしての水準に照らしあわせたうえで、それらの問題をクリアし、信頼と品質を高めていくことも、今回のプロジェクトの重要な目標である。

この件について、トルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は「今後、どのようなドライブトレインを選択するにしても、それはロールス・ロイスの伝統を正しく受け継ぐものでなくてはなりません。当社の顧客およびロールス・ロイスというブランドにふさわしく、そのうえ持続可能な未来に向けて、足がかりとなる技術でなければならないのです」と述べている。

ロールス・ロイス伝統の高い静粛性ということにおいて、EV化は最良の選択肢のひとつであろう。しかしながら、現実問題としてロールス・ロイスの顧客には砂漠の王族もいれば、アメリカ大陸を横断するような富豪もいる。彼らすべてに「ロールス・ロイス」として受け入れられるEV車をつくるには非常に険しい道のりが想像される。それでも、EVモデルを開発するということは、クルマのこれからについて非常に大きな意味がある。

また、ロールス・ロイス・モーター・カーズは、ジュネーブショーにおける102EXの発表を前に、2月21日から世界中のメディアやVIPから超高級セグメントにおける電気自動車というあり方に対する意見を得るためのwebサイト、www.electricluxury.comを立ち上げた。さらに、このサイトをつうじ102EXのグローバルツアーにかんする最新情報を定期的に更新する予定だという。

           
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