戸田恵子×植木 豪|ラストライブから“BGコンビ”あらたな出発

戸田恵子×植木 豪|ラストライブから“BGコンビ”あらたな出発

Happy? Half Century

東京・六本木 スイートベイジル STB 139でのラストライブ

戸田恵子×植木 豪“BGコンビ”あらたな出発(1)

5月25日、東京・六本木のライブレストラン「スイートベイジルSTB 139」が営業を休止。15年の歴史に幕を下ろした。過去12回この場所でライブをおこなってきた戸田恵子さんは、“東京のホームグラウンド”へ餞(はなむけ)を贈るべく、一夜限りのラストライブを敢行。これに際し制作された植木 豪さんとのデザインユニット「BG BRAND(BG ブランド)」の新作について聞くとともに、ホームでの最後のステージを振り返る。

Photographs by JAMANDFIX
Text by FUJITA Mayu(OPENERS)

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新作テーマは“アメカジ” 広がりをみせるデザインの可能性

戸田恵子|植木 豪

「少し痩せましたか?」 そう聞くと、いつもの柔らかい笑顔で「やつれたのかも(笑)?」と冗談めかしてみせる植木さん。以前より表情が締まったように見えるのは、自身が演出を務めた舞台『WASABEATS』の公演を終えたあとも、Panicrew(パニクルー)のライブをはじめ、パフォーマンスに明け暮れる日々をこなしてきたからか。自身が“やつれた”と笑うその顔からは充実の色が見て取れる。「いま、すごい踊ってて、最悪なジャズダンスを! みんな笑ってくれます(笑)」。聞くと、現在はまた新たな舞台の稽古中だという。

普段はそれぞれの場所で活躍する女優の戸田恵子さんとダンサーの植木 豪さんによるデザインプロジェクト「BGブランド」。年に二度おこなわれる戸田さんのカジュアルライブと、エンターテイメントを通じてダウン症のある若者たちの自立支援をおこなう「ラブジャンクス」のために、2007年よりアパレルグッズの制作を続けている。今回発売された新作は、これからの季節にぴったりのカジュアルなTシャツ。ECサイト「rumors」にて販売中である。ここで“BGコンビ”にデザインのポイントについて聞いた。


――デザインのイメージは?

戸田 袖や襟ぐりが配色になっているボディ、“リンガータイプ”っていうんだけど、これを一度やってみたかったの。アメカジがいままた注目されているしね。今回はこのボディをベースに、豪くんにデザインをお願いしました。

植木 中央のグラフィックは“アメカジ”というキーワードからカレッジっぽい雰囲気にと思い、紋章をイメージしてデザインしました。これならカレッジでもポップになりすぎず、大人っぽく着れるかなって。これまで登場した「BGブランド」のアイコンモチーフをレイアウトしつつ、ロープやボーダーを組み合わせて夏らしいマリンテイストに仕上げました。色数も多く、ホワイトが効いているぶん、グレータイプのほうがよりマリンな印象かもね。

戸田恵子|植木 豪
戸田恵子|植木 豪

――同じデザインだけど、色によって表情が全然ちがいますね。

戸田 グレーとボルドーの組み合わせは最初から決めていたの。この配色、私のなかでアメカジのイメージなんだよね。ブラックのほうも、グラフィックのホワイトをはっきり発色させようか考えたけど、ちょっと野暮かなって。いっそブラック×ブラックでもいいぐらい。でも、それではあまりにわかりにくいから濃いグレーに。ダメージっぽく色を入れることでユーズドの空気感を意識しました。

植木 ブラックの方は今日の姉さんみたいにワントーンのコーディネイトでシンプルに着てもらいたいな(上方写真参照)。僕はもともと、姉さんからのリクエストをベースにデザインをはじめるんだけど、最近は周囲からアイデアを提案されたりするんですよ。「つぎはこんなのやってみたら?」ってね。僕らのアイテムをカタチにしてくれる工場の方たちも積極的に参加してくれたり、年々デザインの幅が広がっています。

戸田恵子|植木 豪
戸田恵子|植木 豪

――次回作の構想は?

戸田 やりたいことはたくさんある。“大人ロック”というコンセプトはブレずに、いろいろトライしていきたいな。いまはラブジャンクスのダンス発表会のためにリストバンドと、サプライズでキャップを作ってプレゼントしようと思っています。

植木 僕は先日の舞台でグッズを作りました。作った、というより作らされている感じですけどね(笑)。自分が座長を務めた舞台もそうだし、パニクルーのグッズもデザインしています。姉さん、つぎはストールなんかどう?

戸田 ストールなら1年中使えるし、いいかも。そういった小物もまた作りたいですね。

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ABOUT
TODA Keiko

愛知県出身、9月12日生まれ。NHK名古屋放送児童劇団に小学5年生から在籍し、『中学生群像』(『中学生日記』の前身) で女優デビュー。1973年に上京し、翌74年「あゆ朱美」の芸名でアイドル演歌歌手としてもデビューする。 …