快適性を求めたマクラーレン570GTが登場|McLaren

快適性を求めたマクラーレン570GTが登場|McLaren

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McLaren 570GT|マクラーレン 570GT

快適性を求めたマクラーレン570GTが登場

マクラーレン・オートモーティブは同社のスポーツシリーズの新たなモデル「570GT」を幕張メッセで開催されたオートモビルカウンシルで発表した。これまでスポーツシリーズには、「570S」「540Cクーペ」がデビューしており、570GTは3番目のモデルになる。そのコンセプトはGTと名乗る通り、ロングドライブを快適に楽しめるもので、マクラーレンの走りのDNAを引き継ぎながらも、これまで以上に快適性も追求している。価格は2,752万7,000円からで、デリバリーは2016年後半になる予定だ。

Text & Photographs by UCHIDA ShunichiPhotographs by UCHIDA Chizuko

マクラーレンの歴史はレースに彩られてきた

この発表に合わせて来日したマクラーレン デザイン・オペレーションズ・マネージャーのマーク・ロバーツ氏は、同社の歴史について、「マクラーレンはモータースポーツ界において非常に有名なブランドであるとともに、モータースポーツは我々のDNAでもあるのだ。そこからさらに発展して世界中で最も印象的なスーパーカーを作っている」と自社を位置付ける。マクラーレンの起源は1963年で、その創設者のブルース・マクラーレン氏はメカニックであったが、成功したレーサーでもあった。チームとしてもF1、カンナム、インディ500、そして、マクラーレンF1によってル・マン24時間レースで勝利するなど、多くの成功を収めてきている。

また、マクラーレンは最先端のテクノロジーをつねにモータースポーツの世界に提示するとともに、ロードカーにもカーボンコンポジット材で成型された軽量モノコックボディ導入。「現在のマクラーレンのロードカーには、すべてのモデルにカーボンを導入するなど最先端のメーカーだ」という。

McLaren 570GT|マクラーレン 570GT

マーク・ロバーツ氏

McLaren 570GT|マクラーレン 570GT

空力とともにエレガントさを求めたデザイン

マクラーレン・オートモーティブはマクラーレン本体から分かれたのちの2010年以来、毎年、新型モデルを発表すると宣言。「特に昨年は『675LTクーペ』や『675LTスパイダー』『570S』『540Cクーペ』『P1 GTR』などを発表し、大いに刺激的な年であった」とロバーツ氏は振り返る。

そして、2016年は「570GT」をデビューさせた。「その名のとおりグランツーリスモ、長距離も得意というコンセプトを持つクルマだ。快適性もありながらも、運転の楽しさも失われていない」と同モデルの特徴を語る。そして、「このクルマは6つの要素を持っている。それは、デザイン、エアロダイナミクス、軽量化、扱いやすさ、クラフツマンシップ、ドライブだ」と言う。

McLaren 570GT|マクラーレン 570GT
McLaren 570GT|マクラーレン 570GT

デザインについてロバーツ氏は「最初のオリジナルデザインスケッチと完成したクルマとほとんど変わっていないのが驚きだ」とコメント。「このクルマはエレガントでストレートなラインによって、シンプルなデザインに保たれている」と説明した。

また、エアロダイナミクスも大きな特徴で、540Cクーペよりも10mm高いリアスポイラーを備えることで、クーペ独自のフライングバットレスと同様のエアロダイナミクス性能を発揮するという。また、「空力を考えると、大型のリアウイングを装備すればかなりのダウンフォースを稼ぐことができるが、このクルマはエレガントなGTという側面も持っているので、大型リアウイングの採用は考えられない」とし、ベストの形状を模索した結果、現在のデザインに落ち着いたと明かす。