カレラ60周年の集大成を飾る、渾身のゴールドカラーモデルが登場｜TAG HEUER

TAG HEUER｜タグ・ホイヤー

アイコニックなレーシングスタイルにエレガントな輝きとシルエットを兼備した新作「タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ」

スイスの高級時計ブランド、タグ・ホイヤーは、自動車、ドライバー、そしてモーターレーシングに共通するタイムレスな魅力に着想を得た新作「タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ」を発表した。モーターレーシングの世界とドライバーたちの伝説と、その歴史を形作ってきた情熱を表現する、渾身のタイムピースだ。

Text by Ozaki Sayaka

新たにコレクションの中心を担う、精緻なゴールド製のカレラクロノグラフ

新作「タグ・ホイヤーカレラクロノグラフ」は、卓越した境地に達した人々の琴線に触れるようなタイムピースを創造するという、タグ・ホイヤーのクラフツマンシップを体現するタイムピースだ。本作に至るまでのストーリーは、1970年代初頭にさかのぼる。当時、ジャック・ホイヤーはレーシングドライバーたちに18Kゴールド製「ホイヤーカレラ」を贈り、この独創的な行動によってタグ・ホイヤーとモータースポーツ界との分かち難い絆が生まれた。贈られた時計は、エンジン音が轟き手に汗握るスピード感あふれる世界の中で、ロニー・ピーターソンやニキ・ラウダといった伝説的なドライバーの腕元を飾り、彼らを限界の打破へと駆り立ててきたのだ。

カレラ60周年の集大成を飾る、渾身のゴールドカラーモデルが登場｜TAG HEUER

こうしてゴールドのタイムピースは単なる計時ツールではなく、偉業や勇敢さの真髄、卓越への揺るぎない決意を包含する存在となった。そのヴィンテージの時代に敬意を表し、本作のケース素材は18K 3N イエローゴールドを採用。また、クラシックなラウンド型ケース、シームレスに一体化したラグ、2時と4時位置に配したユーザーフレンドリーなクロノグラフ用プッシャーなど、カレラの真髄であるタイムレスな要素はそのまま息づいている。なかでも、プッシャーは、ヴィンテージの魅力を放つと同時に、モダンな雰囲気を融合させる役割を果たすものだ。

1960年代のオリジナルデザインの精神は、調和の取れたラグジュアリーを表現した18K 3Nイエローゴールドプレート製のダイヤル上にも反映されている。アイコニックな逆パンダのデザイン構成を踏襲しつつ視認性を高めるため、3時と9時位置にコントラストを効かせたブラックのアジュラージュ加工のサブダイヤルが配されている。センター針はブラックラッカーで仕上げられており、ラグジュアリアスなゴールドのダイヤルに映える印象的なコントラストが実現されている。縦方向に施されたサテン仕上げは、レーストラックのマークを連想させる。

ひと際目を惹くのは、時計全体の美しさを包み込む独創的なグラスボックスデザインだ。横から見ると、シームレスに弧を描くドーム型サファイヤクリスタルは流れるようなシルエットを、一方で、ぴんと張りつめたようなケース側面と力強いラグは美しいシルエットを作り出している。この革新的なフォルムが、2023年のタグ・ホイヤーカレラコレクションに新たな息吹を吹き込むとともに視覚的なエレガンスを高め、このタイムピースをコレクションの中心を担う存在へと昇華させたのだ。優雅にカーブを描くフランジは、文字盤の縁を囲む60秒／分目盛りの読み取りやすさを担っている。

本作のエレガントな39ミリ径ケースには、自社製クロノグラフムーブメントであるTH20-00を搭載。双方向巻き上げ式で、約80時間のパワーリザーブを誇る。ストラップには、パンチング加工を施したブラックのカーフレザーに18K 3N イエローゴールド製ピンバックルが付属され、レースからインスピレーションを得てきた伝統との繋がりをこれまで以上に深めた貴重なアイテムへと導かれている。