2021年新作。究極のシンプリシティを纏った「トゥルー シンライン スティルネス」|RADO
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2021年6月30日

2021年新作。究極のシンプリシティを纏った「トゥルー シンライン スティルネス」|RADO

RADO|ラドー

リドヴィッジ・エデルコートとラドーによる、現代の「時間」を表現した新作

著名なトレンドリサーチ専門家、リドヴィッジ・エデルコートとラドーによる「トゥルー シンライン スティルネス」がリリースされた。現代社会において静けさや明晰さ、真正であることやその意義へのニーズが高まってきているというエデルコートの解釈を表現したウオッチだ。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

静けさやシンプルであることを求める現代の感覚を表現

リドヴィッジ・エデルコートは、現代における最も有名なトレンドリサーチ専門家のひとり。彼女の正確な分析は、流行に対する洞察をもたらすだけでなく、社会のヴィジョンも描き出すものだ。現在、彼女が感じ取っているのは、あえてペースをスローダウンさせようとするニーズの高まりだという。
「人々は人生や仕事の意義を問うため、ひとりになることやシンプルであること、共同体や複雑性について考えるために、より多くの時間をとるようになっています」

「価値を供給する側もそれを考慮し、例えばデザインをスリムに変えたり、持続可能な長持ちする製品を生みだすようになるでしょう。しかし、このことは私たちが美しいものを作ることをやめることを意味するものではありません。むしろその逆ではないでしょうか。英語での表現でもあるように“Less is more. ”(限られた要素はむしろ豊かなことである)少ないほどよく、減らすことによって、その物自体が特別なものになり、持続可能で直感的なものに焦点が合わせられることになります」

と、エデルコートは語る。
こうした解釈に基づき、ラドーはウオッチメイキングにおける先駆的な役割を担い「トゥルー シンライン スティルネス」を発表した。そのネーミング通り、薄さはわずか5ミリ、クリーンなホワイトの39ミリ径ハイテクセラミック製ケースのすっきりとしたデザインが印象的だ。
これは、高耐傷性を誇るハイテクセラミック素材と先駆的なモノブロック構造という、ラドーの最も有名なイノベーションのふたつを組み合わせたものだ。そして、ホワイトカラーのダイアル、長針と短針、艶消し加工の白いサファイアガラス、透明なラドーのロゴ、ハイテクセラミック製ブレスレットが、モノクロマティックな外観をこれまでにないほど完全なものに導いている。サファイアクリスタルのチタニウムケースバックには“STILLNESS Lidewij Edelkoort SINCE 2020”という文字が刻印されている。
本作は、新たに再利用を想定したパッケージングを採用。旅行ケースとしても使えるリサイクルプラスチック製の小型高品質ボックスに、黒のボール紙で作られたカードホルダーが付属される。また紙の取扱説明書の代わりに、QRコードからオンラインで説明書にアクセスできる。

ウオッチ本体はもちろん、使用するシーンにおいても“Less is more”というデザインコンセプトが貫かれている。

ラドー トゥルーシンライン スティルネス

  • Ref.|R27015012
  • ムーブメント|クオーツ(ラドーキャリバー 420)
  • ケース、ブレスレット素材|ホワイトハイテクセラミックス(ポリッシュ仕上げ)
  • ケース径|39mm
  • 防水|3気圧
  • 価格|23万1000円(税込)
問い合わせ先

ラドー / スウォッチ グループ ジャパン
Tel.03-6254-7330
https://www.rado.com/