クレドール50周年記念。ブランド創成期モデルが現代に蘇る|SEIKO
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2024年3月2日

クレドール50周年記念。ブランド創成期モデルが現代に蘇る|SEIKO

SEIKO|セイコー

軽やかでクラシックなルックスに宿る、日本の美意識

セイコーウオッチのドレスウオッチライン「クレドール」のゴールドフェザーから、ブランド誕生50周年を記念した限定モデルが数量限定100本で登場。発売日は4月19日(金)。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

球面ダイヤル採用で柔らかさと優雅さを表現

セイコーは1969年より、貴金属を主体としたさまざまな高級時計を「特選腕時計」という名で発表。「クレドール」は、そのコレクションのなかでも、日本初の高級ドレスウオッチブランドとして登場した。フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE Dʼ OR)」を意味し、日本の美意識を職人の技術によって具現した美しさと確かな品質で、長く愛され続けている。
当時、販売されていた提げ時計
「クレドール」のなかでもゴールドフェザーは、セイコーの薄型メカニカルウオッチの系譜を受け継ぐモデルで、現代にふさわしいスリムなフォルムが印象的。その名が示すとおり、羽根のように「薄く」、「軽やかで」、「空気をはらみ」、「艶やかで」、「優美」であることをデザインコンセプトとし、現代のドレスウオッチとしてふさわしいスペックとデザインを併せ持った U.T.D.(=Ultra Thin Dress)(※1)モデルだ。
ダイアルは創成期モデルに採用されていた、繊細な和紙のような風合いのパターンを現代的にアレンジ。球面形状が取り入れられ、優美な雰囲気を纏う。また、職人の手書き版下による繊細優美なローマ数字のインデックスを再現するため、当時の印刷技術を復活させた。
ローマ数字のVやXの交差部分がつぶれないように「スリット」をいれることによって印刷時にインクを溜まりにくくしたり、ローマ数字の直角部分のエッジに「ひげ(書体の角につける飾り)」をいれて角を延ばしローマ数字をすっきりとした印象になるよう補正している。加えて、印刷を幾度も重ねる現代の技法を合わせることで、当時に比べて立体的で艶やかな仕上がりになっている。
また羽根の羽軸のような形状の時分針の中央に細い線を印刷し、さらに分針をダイアルに沿って曲げることによって、より高い視認性が確保されている。美しさと実用性の絶妙なバランスが魅力的だ。
シースルーバック仕様の裏ぶたからは、テンパー仕上げ(※2)のねじの鮮やかなブルーと美しいムーブメントを眺めることができる。柔らかさの感じられるケースフォルムと温かみのあるシルバーダイアルを組み合わせ、創成期から受け継ぐ繊細な感性を注ぎ込んだ、まさにアニバーサリー限定モデルにふさわしい仕上がりになっている。
(※1)U.T.D.
「Ultra Thin Dress」の略称です。1969年に発売された<セイコー U.T.D.>モデルから使用している長い歴史を持つ
名称で、厚さ1.98mmの極薄機械式ムーブメント「キャリバー68系」を搭載した薄型メカニカルウオッチを指します。
薄く美しいだけでなく、実用性を確保していることも特徴です。

(※2)テンパー仕上げ
鉄を焼くことで表面にできる酸化膜の青色を指します。酸化膜の色は温度と加熱時間により千差万別に変化するた
め、深く鮮やかなブルーになった瞬間に焼きを止める必要があり、熟練の職人が一点一点手作業で丁寧に下地を磨
いてから色むらが出ないように焼いています。
クレドール 50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. 限定モデル
ケース素材|ステンレススチール
ムーブメント|メカニカルムーブメント キャリバー6890
巻上方式|手巻
パワーリザーブ|最大巻上時約37時間
席数|22石
振動数|21.600振動/時(6振動/秒)
ケースサイズ|【外径】37.1mm(りゅうず含まず)【厚さ】8.0mm
ストラップ|クロコダイル・三つ折れ方式中留(ステンレススチール)
ガラス|ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング
防水性能|日常生活用防水
限定数量|100本
発売予定日|2024年4月19日(金)
クレドール 50周年記念 特設ページ
https://www.credor.com/special/credor50th/
問い合わせ先

セイコーウオッチ(株)お客様相談室(クレドール)
Tel.0120-302-617(通話料無料)
https://www.credor.com/

                      
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