天文時計といえば、ユリス・ナルダン。惑星軌道を忠実に再現した新作|ULYSSE NARDIN
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2022年2月18日

天文時計といえば、ユリス・ナルダン。惑星軌道を忠実に再現した新作|ULYSSE NARDIN

ULYSSE NARDIN|ユリス・ナルダン

時計愛好家に新しい天体観測の旅を提案する新作「ブラスト ムーンストラック」

ユリス・ナルダンより、太陽と月の関連性をわかりやすく、そして詩的に表現するためにデザインされた新作「ブラスト ムーンストラック」が発表された。天文学の知識と高い時計製造技術が融合した、類稀なウオッチだ。

Text by OZAKI Sayaka

精巧な天文情報を誰でも理解できるよう、現代的かつ直感的な表示で可視化

マニュファクチュール「ユリス・ナルダン」が、天文時計の新作「ブラスト ムーンストラック」を発表した。
「ブラスト」の幾何学的なケースに収められたこのマニュファクチュール製ワールドタイマーは、再考案された時計メカニズムによって、太陽の可視軌道と月のサイクルを可能な限り忠実に再現し、ユリス・ナルダンの時計愛好家に新しい天体観測の旅を提案するものだ。
この新しいブラストは、約40年前に物理学者であり時計技師でもあるルートヴィヒ・エクスリン氏が製作したユリス・ナルダンの天文時計3部作の流れを汲みながらも、天体の仕組みを誰でも理解できるよう、現代的かつ直感的なスタイルでビジュアル化している。
本作は、月の自転、地球から観測した太陽の見かけ上の動き、潮汐図を再現。3枚のディスクを備え、中央にある地球を表すディスクは、ドーム型のサファイアクリスタル製で、北極点から見下ろした北半球の大陸が内側にエングレービングされている。
その外周には月を表すディスクがあり、さらに外周には希少なブロンザイトと呼ばれる鉱物で、太陽を表現したディスクが備えられている。夜空を背景にした時刻表示のほか、都市名を記した固定インナーベゼル、時刻と12時位置に太陽を刻印した回転ディスクにより、世界各地の時刻を読み取ることが可能だ。
また、デュアルタイム機構を搭載しており、ケース中央部の左側にあるふたつのプッシュボタンを使って、メインタイム表示を1時間単位で進めたり戻したり、他のタイムゾーンに簡単に合わせることができる。月の満ち欠けをリアルに表現する小窓を備え、メインタイムゾーンの時刻表示の12時位置にある立体的な太陽と月の進路の関連を示す。
一見複雑な外見だが、シンプルで見やすく、すべての情報をリュウズで設定できるため調整も簡単に行なえる。ローカルタイムを設定する都市からセカンドタイムゾーンや日付など、マニュファクチュール自動巻きキャリバーUN-106に内蔵のコンプリケーションによって、時計を装着している間、すべての表示される情報が確かなものとして管理されるのだ。そして着用しないときはオートワインダーを搭載した付属のボックスに戻すだけで、ぜんまいを巻き上げ、カレンダー情報を維持できる。
 

ブラスト ムーンストラック

  • Ref.|1063-400-2A/1A
  • ムーブメント|自動巻き(自社製キャリバーUN-106)
  • パワーリザーブ|50時間
  • 機能 |時、分、日付、月齢表示、太陰月の日、潮汐係数、ワールドタイム、デュアルタイム、地球から見た太陽と月の位置表示
  • ケース素材|ブラックセラミック、Ti(ブラックDLC加工)
  • ケース径|45 mm
  • ストラップ素材|ブラックアリゲーター、ベルベット、またはラバー
  • 防水|3気圧
  • 価格|951万5000円(税込)
問い合わせ先

ソーウインド ジャパン
Tel.03-5211-1791
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