ブリッジ・ファミリーの新たなアイコンとなる2モデルをリリース｜GIRARD-PERREGAUX

GIRARD-PERREGAUX｜ジラール・ペルゴ

幾何学的なフォルムと構造でモダンな印象に進化した「フリーブリッジ & フリーブリッジインフィニティエディション」

ジラール・ペルゴは、 Geneva Watch Days（ジュネーブウォッチデイズ）開催に合わせて、ふたつの新しいモデル「フリーブリッジ」と「フリーブリッジインフィニティエディション」を発表した。これらの新モデルは、ジラール・ペルゴが1867年に発表した伝説のスリー・ブリッジをオマージュし、未来を目指す決意が込められている。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

モダンなコントラストを見せる、ケースのアーチ型ラインとブリッジの直線的なフォルム

1860年代に初めて登場したジラール・ペルゴの名高いスリー・ブリッジを蘇らせた新作「フリーブリッジ」と「フリーブリッジインフィニティエディション」は、現在そして未来に相応しい、洗練されたデザインを持ち合わせた新作だ。いずれも、素晴らしいスタイリングや完成度にも関わらず、比較的手の届きやすい価格帯も魅力のひとつである。

これらの新作の特徴は、地板のベース部に掛け渡された矢型のネオブリッジだ。ブランドを象徴する矢型ブリッジの形状を踏襲しながら、建築物に見られる現代的な構造を取り入れ、さらに進化・洗練された印象を与える。

ムーブメントは、自社製キャリバーGP01800を搭載。その最大のポイントは、脱進機とテン輪の部品にシリコンを採用したことだ。シリコンは腐食に強く、軽量で温度変化や磁気の影響を受けにくいため、安定した計時性能を保つ。加えて、摩擦係数が小さいため磨耗およびエネルギー消費を抑えることができる。またシリコンを採用した利点のひとつに、従来の技術では不可能であった精巧な形状を実現できる点も挙げられる。

両モデルとも新たに設計された独特のドーム型をしたサファイアクリスタルボックスを採用。6時位置と12時位置の間の開口部からは、ムーブメント内部に光が存分に当たり、テンプ、脱進機、文字盤上部の香箱といった通常は見えない構造を楽しめる。ムーブメントにはコート・ド・ジュネーブ装飾、面取り、サンドブラスト、コリマソナージュ（螺旋模様）が施されており、さらに「フリーブリッジインフィニティエディション」には18Kピンクゴールド製ローターを搭載。ムーブメントに刻まれた鷲のマークは、自社製ムーブメントであることの証しだ。

「フリーブリッジ」は、サスペンディッドインデックスを指して時刻を示すスケルトン加工のドーフィン型針によって立体的なデザインを際立たせ、「フリーブリッジインフィニティエディション」は、さらにゴールドの色調でひと味違う個性を演出している。最先端を行くこのデザインは、ジラール・ペルゴの特徴的なデザインエレメントとして今後も受け継がれていくことだろう。新しくブリッジコレクションの中心となる「フリーブリッジ」と、88本限定生産の「フリーブリッジインフィニティエディション」は、今秋から世界各国のジラール・ペルゴ正規販売店で取り扱い予定だ。