1930年代の軍用時計を復刻「ロンジン ヘリテージ1935」|LONGINES
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2015年4月28日

1930年代の軍用時計を復刻「ロンジン ヘリテージ1935」|LONGINES

LONGINES|ロンジン
ロンジンのアーカイブの厚みを感じさせる

1930年代の軍用時計を復刻した「ロンジン ヘリテージ1935」

近年、ヘリテージ コレクションにラインナップされている復刻モデルが継続的にヒットを飛ばしているロンジン。かつて“世界最大のマニュファクチュール”と呼ばれ、膨大なアーカイブを誇るブランドであり、ここに紹介する「ロンジン ヘリテージ1935」も、かつての名作ミリタリーウォッチを復活させた秀作である。

Text by KAWADA Akinori

古き良き時代の時計を現代の技術で

勉強熱心な日本の時計ファンには、スイスの時計関係者も感心するところで、近年、多くのブランドが復刻モデルでヒットを飛ばしているのは、日本の時計ファンが古き良き時代の腕時計の良さを深く理解しており、世界的に人気を牽引しているところが大きい。特にロンジンは“世界最大のマニュファクチュール”と呼ばれた20世紀前半期のアーカイブから厳選された復刻モデルが、好評を呼んでいる。

2014年に登場した「ロンジン ヘリテージ 1935」も、そんなヴィンテージ感覚いっぱいの復刻モデルである。

この時計は、もともと1935年にチェコ空軍のパイロット用として製造され、その後、一般にも発売されて、多くの人々から絶大な支持を得たモデルがルーツである。シャープなエッジと微妙な曲線美が生きるクッションケース、文字盤の外周にプリントされたレイルウェイは、1930~40年代に隆盛を極めたアールデコ調のデザインで、幾何学的な造形美にあふれている。その一方で、シンプルかつ実用的なブラック文字盤に、蛍光塗料が塗布されたホワイトのアラビア数字や古典的で視認性もよいコブラ針を配した姿は、航空系のミリタリーモデルの“らしさ”満点である。

この昔年の秀逸なデザインを忠実に復活させつつ、現代の技術で製造された信頼性も高い自動巻きムーブメントを搭載し、日付表示も装備して実用性も満点。ケースにはシリアルナンバーも刻まれる。実力派ブランドの伝統的スタイルと現在の技術がハイレベルに融合した貴重なモデルであり、時計通を自認するのなら、ぜひ手に入れておきたい1本だ。

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ロンジン ヘリテージ 1935
ケース|ステンレススチール
サイズ|42mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.615)
パワーリザーブ|42時間
ストラップ|アリゲーター
防水性|3気圧
価格|24万7320円

ロンジン/スウォッチ グループ ジャパン
Tel. 03-6254-7351
ロンジン ヘリテージ1935
http://www.longines.jp/watches/heritage-collection/L2.794.4.53.2
ロンジン
http://www.longines.jp

           
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