現実を拡張する航空ヘッドアップディスプレイの視界をアナロジカルに表現。新作「BR 03-92 H.U.D」|Bell & Ross
WATCH & JEWELRY / WATCH NEWS
2020年6月6日

現実を拡張する航空ヘッドアップディスプレイの視界をアナロジカルに表現。新作「BR 03-92 H.U.D」|Bell & Ross

Bell & Ross|ベル&ロス

航空計器への専門知識を追求し、ヘッドアップディスプレイを表現した「BR 03-92 H.U.D」が限定999本でリリース

EDITOR’S EYE
・じつは私、まだ実物を確認できてないのですが、とても気になっています
・航空計器のディスプレイを表現したという“、ぶっ飛んだ”(失礼)コンセプトがスゴい!
・グリーンのネオンカラーが腕元をシャープに見せてくれます。大人たちに着けてほしい

プロフェッショナルに向けたアビエーションウォッチで知られるベル&ロスより、最新技術が搭載された戦闘機の航空ディスプレイから着想を得たミリタリーウオッチ「BR 03-92 H.U.D」が数量限定999本でリリースされた。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

H.U.Dディスプレイのデザイン手法を3層構造で再現

ベル&ロスを代表するインストゥルメント・コレクションは、飛行機の計器パネルに搭載された重要なナビゲーションツールからインスピレーションを得て、視認性、機能性、高精度、防水性の4つを基本理念として設計されたものだ。ベル&ロスは航空計器に関する専門知識をさらに探求し、2020年、継続的な革新性と機能性の追求のもと、戦闘機の航空ディスプレイに着想を得た「BR03-92 H.U.D」 が誕生した。
略称のH.U.Dでも知られるヘッドアップディスプレイは、パイロットが飛行中に目の前の状況に集中できるようにするために、透明なガラススクリーンに、必要とするすべての重要な情報が映し出されるもの。昼夜を問わず抜群の視認性を保ち的確な案内を可能にし、1950年代には主に軍事分野で使われていたが、現在は民間旅客機や自動車業界でも採用されている。
本作のデザインは、飛行機のコクピット計器の姿を示す“四角の中に丸”のアイコニックケースを踏襲するとともに、H.U.Dディスプレイのデザイン手法をダイアルに取り入れたものだ。本物のH.U.Dらしさと“拡張された現実”というコンセプトの下、3層のディスクで奥行を持たせる構造が設計された。
最表部では、ディスク文字盤とガラス表面を利用して、グリーンに着色されたサファイアクリスタルがH.U.Dのデジタル表示を再現。またガラスの裏面にプリントされた4つのブラケットが、実際のH.U.Dにある視界の枠を表示する4つの角を表現。一番低いディスクでは、三角のグリーンマーカーによって時刻を表示する。
これらの非常に軽量なディスクは、時計本来の精度とパワーリザーブを損なわないよう開発されており、さらに摩擦のリスクや変形などが起こらないよう十分な強度が確保されている。中央では、ブラックとグリーンの針によって分と秒を表示。針の根元の部分はデジタル表示になぞらえることと、本物の航空計器に求められる視認性の優先順位を考慮し、あえて見えないようにデザインされた。
また実際の計器のグラフィック表示に限りなく近づけるため、グリーンカラーを随所に使用。文字盤のグリーンはH.U.Dのコンピューターのようなディスプレイを思わせ、反射を抑えるマットブラックの背景と強烈なコントラストを為す。またインデックス、三角のアワーマーカー、ミニッツサークル、そして針にも強いグリーンの光を放つスーパールミノバ® C3 でコーティング。さらにグリーンに着色されたサファイアガラスとグリーンで表示されるディスプレイのコンビネーションが、蛍光の明るさをいっそう強調し、文字盤の圧倒的な視認性を確保するとともにH.U.Dのデジタルディスプレイを再現する。
BR 03-92 H.U.D
Ref.|BR0392-HUD-CE/SRB
ムーブメント|自動巻き(キャリバー BR-CAL.302.)
機能|時、分、秒、日付
ケース素材|セラミック
ケース径|42mm
ストラップ素材|ラバー、シンセティックファブリック
防水性|10気圧
価格|48万円(税別)
限定|999本
問い合わせ先

ベル&ロス ジャパン
Tel.03-5977-7759
http://www.bellross.com

                      
Photo Gallery