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ラグジュアリースポーツモデルへと進化した国産機械式ウオッチ「AT1-40S」発表

日本初のカスタムオーダーウオッチメーカーとしても知られるMaker's Watch Knotが、20気圧防水の国産機械式ウオッチ「AT-40S」をリニューアル。フォーマルスタイルでも使いやすい「AT1-40S」を発表した。

Text by YANAKA Tomomi

よりドレッシーに、よりラグジュアリーにリニューアル

2020年に誕生した国産の機械式スポーツモデル「AT-40S」。開発に約2年の歳月を費やし、ウォーターアクティビティに求められる20気圧防水構造のケース設計や、暗闇での視認性を確保する夜光塗装といった機能を追求しながら、スポーティなスタイル、10万円を切るリアルプライスが話題を呼んだ。

今回、新たにフォーマルスタイルでも使いやすいデザインの「AT1-40S」へとリニューアル。ラグジュアリースポーツモデルに進化した。

文字盤はラッカーを塗り重ねて磨き上げられており、色に深みが増し、よりラグジュアリーな印象に。スポーティなベゼルとシャープなインデックスデザインは、スポーツテイストを残しながら、ドレッシーさを併せ持つものとなった。ダイアルデザインはホワイト、ネイビー、ブラックの3色を展開する。

ケースは、「ザラツ研磨」仕上げを採用。「ザラツ研磨」とは、もともとはスイスの加工機材に由来した名前で、歪みのない美しい２次曲面を作り出す下処理のこと。今では日本製の高級機以外では目にすることがなくなった“幻の研磨”ともいわれる、熟練の職人技を必要とする技術だ。

インデックスは、暗闇で約5時間発光し続ける夜光塗料を塗布し、視認性が高められたほか、使えるシーンが広がる20気圧の防水仕様も健在。日本人の腕元になじみやすい直径40mmのケースには、MIYOTA製の日本製ハイビートムーブメント「Cal.9015」を搭載し、シースルーのケースバックから時を刻む様子を見ることができる。