「ランゲマティック・パーペチュアル」誕生20周年を祝う限定エディション|A. LANGE & SÖHNE
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2021年8月13日

「ランゲマティック・パーペチュアル」誕生20周年を祝う限定エディション|A. LANGE & SÖHNE

A. LANGE & SÖHNE|A.ランゲ&ゾーネ

薄型ケースに精巧な機構を搭載した「ランゲマティック・パーペチュアル」。18KWG製と18KPG製の2機種が、それぞれ数量限定50本でリリース

ランゲ・アウトサイズデイトと永久カレンダーを組み合わせた初めての機械式腕時計「ランゲマティック・パーペチュアル」。ゼロリセット機能やすべてのカレンダー要素を同時に進めるメイン調整プッシャーといった、小さいながらも精巧な機械的特徴で、他のカレンダー機能搭載モデルと一線を画すウオッチだ。このモデルの誕生20周年を祝い、ブルーのダイアルを18Kホワイトゴールド製ケースまたは18Kピンクゴールド製ケースに収めた記念エディションが、それぞれ数量限定50本で展開される。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

革新的な機構を搭載しながらも薄型・小型化を実現

「ランゲマティック・パーペチュアル」は、永久カレンダー、ランゲ独自のアウトサイズデイト表示、ゼロリセット機能、そしてすべてのカレンダー要素を同時に進めるメイン調整プッシャーを搭載する初めてかつ唯一の自動巻き時計として、2001年3月に発表された。これらの機能を同時に搭載する時計は、現在に至るまで「ランゲマティック・パーペチュアル」のみだ。
この類い希なる時計の開発と、息の長い人気は、新生A.ランゲ&ゾーネの共同設立者で初代CEOを務めたギュンター・ブリュームラインを中心とする、情熱にあふれたチームの貢献によるものだ。ブリュームラインは、時計の美と手作業による完璧な仕上げを融合させるために全力を尽くし、「ランゲマティック・パーペチュアル」でそれが見事に結実されたのだ。
そして今、この時計の誕生20周年を記念して、18Kホワイトゴールド仕様と18Kピンクゴールド仕様の「ランゲマティック・パーペチュアル」が、各々数量限定50本で展開される。
新しいバリエーションでは、どちらの仕様でもシルバー無垢製のブルーのダイアルを搭載。フルーティング模様を型押ししたダイアル上に、ローマ数字が立体的にくっきりと浮かび上がる。インデックスは、18Kホワイトゴールド仕様はロディウム仕上げのゴールド製、18Kピンクゴールド仕様はピンクゴールド製で、それぞれの針、アプライドインデックスおよびムーンディスクと同じ素材が用いられている。時、分、曜日、月表示に夜光針を採用し、時を示すインデックスも夜光性。ダークブルーのレザー製ストラップに、ホワイトゴールドまたはピンクゴールド製のピンバックルが取り付けられ、時計全体に調和をもたらしている。
かつて、ギュンター・ブリュームラインは、あるインタビューで「私たちが重視している指標は、技術革新とデザインの差別化です」「私たちの時計は、クラシックで控えめな外観で、気取りがなく機能的、そして本質的にドイツ的であることが必須です」と語っていた。A.ランゲ&ゾーネでは、それを追求する中で、わずかな違いを多数のディテールに反映させようとする風土が醸成され、こうしたコンセプトが「ランゲマティック・パーペチュアル」のあらゆる面に反映されている。
ダイアルは情報を階層化する原則に基づいてデザインされ、カレンダーの各表示要素は直観的に最も読み取り易く配置されている。アウトサイズデイトは、最も重要なカレンダー要素として目立つ位置に配置され、左のサブダイアルは曜日、右のサブダイアルは月を表示する。この永久カレンダーは、うるう年を含む4年周期で、月ごとに異なる日数を正確に示す。時計を一旦正しく合わせれば、計算上、2100年まで日付を手動で修正することなく使用できる。
6時の位置にある、スモールセコンドに統合されたムーンフェイズ表示も、実際の月の満ち欠けが1日分の誤差に達するまで約122年もかかるほど、緻密な計算に基づいて設計されたものだ。カレンダーのすべての表示要素は、10時位置にある埋込み式のメイン調整プッシャーで同時に進めることもできれば、別の調整プッシャーで個別に進めることもできる。
自動巻きキャリバーL922.1 SAX-0-MATは、ランゲが開発したゼロリセット機構を搭載。リュウズを引くとテンプが停止して、秒針が瞬時に帰零し、素早い時刻合わせを容易に行える。両巻き上げタイプのローターは、時計を短時間装着しただけで最大46時間ものパワーリザーブを蓄える。このローターは21Kゴールド製でプラチナ製分銅を備えており、4分の3プレートに取り付けられている。
さらに特筆すべきは、ケース径38.5ミリと小型、高さはわずか10.2ミリという薄型である点だ。これは、様々なカレンダー機構や調整機能を搭載しながらも、ムーブメントの厚みを5.7ミリに抑えることで実現されたものだ。細部に至るまで職人の手によって完成された「ランゲマティック・パーペチュアル」は、妥協のない高品質を追求した結果、芸術作品といえる域にまで達したウオッチなのだ。

ランゲマティック・パーペチュアル

  • Ref.|310.028、310.037
  • ムーブメント|自動巻き(ランゲ自社製キャリバーL922.1 SAX-0-MAT)
  • パワーリザーブ|完全巻き上げ状態で46時間
  • ケース素材|18KWG(310.028)、18KPG(310.037)
  • ケース径|38.5mm
  • ストラップ素材|レザー
  • 防水|3気圧
  • 価格|各1098万9000円
  • 数量|数量限定50本
問い合わせ先

A.ランゲ&ゾーネ
Tel.0120-23-1845
http://www.alange-soehne.com/​​