GMT表示付き「ロードマスター」が“ペプシ”ベゼルで登場｜BALL Watch

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人気カラー“レッド＆ブルー”“レッド＆ブラック”のベゼルを搭載。新作「ロードマスターパイロット GMT」マルチタイムモデルが登場

堅牢かつプラクティカルな機械式時計を展開するボールウォッチより、2020年から日本でも本格展開されているロードマスターコレクションの新作「ロードマスターパイロット GMT」2機種がリリースされた。ベゼルを人気カラーの“レッド＆ブルー”または“レッド＆ブラック”に仕上げ、パイロット向けにGMT機構をブラッシュアップしたマルチタイムモデルだ。本作は世界限定1000本で、2021年12月より、全国の正規販売店で販売開始される。

Text by OZAKI Sayaka

ユーザビリティを追求したスペックに、さらに洗練されたGMT機構を備えた新作

ボールウォッチより、2020年から日本でも本格展開されているロードマスターコレクションのニューモデルが発表された。好評を博している「ロードマスターマリン GMT」に続くマルチタイムモデル、新作「ロードマスターパイロット GMT」は、パイロット向けにGMT機構をブラッシュアップし、ベゼルを人気カラーの“レッド＆ブルー”または“レッド＆ブラック”に仕上げている。

19世紀末、アメリカの鉄道に高精度な時計検査システムを構築したボールウォッチは、現在のコレクションラインナップに「エンジニア（機関士）」や「ストークマン（機関助手）」といった鉄道由来のネーミングを与えている。「ロードマスター」は、“保線夫”という線路の敷設や保守・点検を行う者を指し、その名が表すようにユーザーを陰ながら支える本コレクションは、2020年リリースの「マリン GMT」で大成功を収めた。

この人気モデルの第2世代として誕生した「ロードマスターパイロット GMT」は、レッド＆ブルー、通称「ペプシ」カラーと、レッド＆ブラックという鮮やかなツートーンのセラミックトップベゼルが特徴。また、「マリン GMT」ではスケルトンデザインの24時間針が単独で調整できたのに対し、「パイロット GMT」では短針が単独可動する新機構が採用されているが、これは新開発モジュールの搭載によって実現したものだ。

短針の調整方法は従来のモデルと変更はなく利便性に優れ、ケース左サイドに設置されたふたつのプッシュボタン（10時位置ボタンで1時間進み、8時位置ボタンで1時間戻る）で行える。革新的なこのクイック設定機能は、ボールウォッチR&D部門「パトリック・ラボ」の責任者であるフィ・ヴァン・トラン氏が開発したメカニズムだ。各プッシュボタンは、わずかに回転(１クリック＝60°／6クリックで1回転)することでロックとアンロックが交互に入れ替わる仕組み。誤操作を防ぐほか、防水・防塵の観点からも安心の設計である。リュウズは最大2段引きで、1段目で日付と曜日を、2段目で時刻を調整できる。

外装は、時計界のトレンドとなっているブレスレット統合型デザインを取り入れ、ビジネススーツにも似合うスタイリッシュなものとなっている。ケースは現在のスタンダードサイズといえる40ミリ径のチタン製で、硬質、軽量、サビにくさのメリットに加え、表面には丁寧なサテン仕上げが施されている。ブレスレットはチタンとステンレススティールのコンビネーション仕様で、重量バランスを最適化することで腕へ快適なフィット感をもたらす。さらに裏蓋にセットされたサファイアガラスのシースルーバックから機械式ムーブメントのダイナミズムを楽しめる。

そのほか、デイリーユースに十分な300メートル防水、安心の耐衝撃構造（5000Gs）、頑強な14ミリ厚のケース、強い太陽光の下でも視認性を保つ反射防止加工済みのサファイアガラス風防、高精度の証明であるCOSC認定クロノメーターの取得、仕事中に役立つ日付表示など、ユーザビリティを追求したスペックを備えている。