未来の世代のために。ブライトリングは海洋保護活動への参加を表明

ブライトリングは世界各地で海洋環境保護活動を先導する NGO「オーシャン・コンサーバンシー」とのパートナーシップを発表した。

オーシャン・コンサーバンシーは米国に拠点を置く、1972年に設立された環境保護団体だ。海岸クリーンアップ活動は30年以上にわたり世界153か国で実施され、回数にして数万回、参加したボランティアは数十万人に達しているという。また1986年以来、同団体主催の「国際海岸クリーンアップ」に参加した 1200万人を超える人々が集めたゴミは、およそ 2億3000万ポンド（約10 万トン）にもなるという。

ブライトリングは航空界との繋がりが深いことで知られているが、60 年以上前に登場し、現在も人気を誇る「スーパーオーシャン」といった素晴らしいダイバーズウオッチの製造にも携わってきた経緯がある。

ブライトリングのジョージ・カーン CEO は、オーシャン・コンサーバンシーの活動に極めて大きな感銘を受け、次のように語っている。

「グローバルな企業市民として、健康な海洋を守るというオーシャン・コンサーバンシーの使命を支援できることを大変喜ばしく思います。彼らはきれいな海岸保護のために何百万人もの人々を動かしてきた実績を持ち、海洋や野生生物、沿岸の地域社会ために一所懸命闘っているのです」

一方、オーシャン・コンサーバンシーのジャニス・サールズ・ジョーンズ CEO はこのパートナーシップを大いに歓迎している。

「ジョージ・カーンCEOとブライトリングチームとの共同活動に大変、期待しています。ブライトリングの顧客は、世界の隅々まで探検し、簡単には到達できない特別な場所から海洋の美しさや驚嘆すべき世界を目にしている"冒険家" です。ブライトリングもその顧客も、ゴミやプラスチックのない生命にあふれた健康な海が、この荘厳な素晴らしい惑星に生きる生命体にとって生死を分ける極めて重要な存在であることを、身を持って理解していると言えるでしょう。健康な海洋を守るという共通の使命に向けた今後の共同活動を楽しみにしています」

ブライトリングは今後、オーシャン・コンサーバンシーの活動の一部に積極的に参加する予定だ。そのひとつが「国際海岸クリーンアップ」の一環として、世界各地で海岸クリーンアップ活動を企画実行すること。回収したゴミは、専門家の協力を仰ぎながら、最も効率的かつ環境に配慮した方法でリサイクルされる。このクリーンアップには子どもたちにも参加を呼びかけ、海洋の健康回復、そして海岸や海洋の汚染予防のために自分に何ができるのかを学ぶ教育プログラムとしても活用されるという。

さらに、スーパーオーシャン・ヘリテージ・コレクションの特別限定モデルの売り上げの一部をオーシャン・コンサーバンシーに寄付することも決定している。

カーンCEO は「地球の海洋は危機に瀕しています。そのことは誰もがわかっていますが、何かしたいと思っても、その問題の大きさに自己の無力を感じることもしばしばあります。ブライトリングはオーシャン・コンサーバンシーと一緒に、自分達のためだけでなく、未来の世代のためにも今できることがわれわれ一人ひとりにあることを明確に伝えていきたいと考えています」とコメントしている。