GIRARD-PERREGAUX│生誕125周年を記念した「ル・コルビュジェ トリロジー」を発表
GIRARD-PERREGAUX│ジラール・ペルゴ
ゴールドやコンクリートを使ったコルビュジェの美が3本のタイムピースに
生誕125周年を記念した「ル・コルビュジェ トリロジー」を発表
“モダニズム建築の父”ル・コルビュジェの生誕125周年を記念し、彼の歴史やターニングポイントとなる土地を3つの時計で表現した「ル・コルビュジェ トリロジー」がジラール・ペルゴから5セット限定で誕生した。ゴールドやスチール、コンクリートに至るまで彼を象徴する素材を採用し、故郷ラ・ショー=ド=フォンから辿るタイムピースの時間旅行がいまはじまる。
Text by YANAKA Tomomi
ベースにヴィンテージ1945を採用し、故郷とパリ、マルセイユを3つの時計で表現
220年以上の歴史をもち、自社で一貫して企画から製造までをおこなうスイスの最高級マニュファクチュール、ジラール・ペルゴ。おなじくスイス出身でモダニズム建築を大成したル・コルビュジェにオマージュを捧げるスペシャルなコレクションを発表した。
ル・コルビュジェは1887年に時計産業の中心地で、ジラール・ペルゴの本拠地としても知られるスイスのラ・ショー=ド=フォンで誕生。コルビュジェ自身は、町の芸術学校で彫刻や彫金を学んだ。その後、彼は1917年にパリに行き、1925年のパリ万博では装飾のない「レスプリ・ヌーヴォー館」を設計し、アール・デコの装飾がほどこされた建物のなかで異彩を放つなど、「モダニズム」を体現。そして、ニューヨークの国連本部ビルやマルセイユのユニテ・ダビタシオンなど、コンクリートを使った作品を数多く残している。
今回のプロジェクトでは、そんな彼のターニングポイントとなる場所にちなみ、故郷のラ・ショー=ド=フォン、パリ、そして彼の代表作でもあるユニテ・ダビタシオンのあるマルセイユの名を冠した3つの時計が登場。ジラール・ペルゴの「ヴィンテージ1945」をベースに、3つの場所に滞在していたときに彼が使っていた素材を使った時計がつくられた。
「ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ ラ・ショー=ド=フォン」では、彼が彫金や彫刻の教育を受けていたことにちなみ、ジラール・ペルゴの職人たちが丁寧に細工したマザーオブパールをはめ込んだダイヤルをつくり、彼の初期の作品をイメージさせるデザインをほどこした。コルビュジェのパリ時代を象徴する時計では、彼がサロン・ドートンヌ展に出展したスチールとなめし革と生革という当時珍しい組み合わせでつくられた家具にちなみ制作されている。
さらに、彼の後期の代表作ともいえるマルセイユの最大1600人ものひとが収容できる集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」では、特別モデルの集大成として、ダイヤルにコンクリートを使い、時計製造と建築の融合を図っている。
「住まいは生活の宝庫であるべきだ」と語っていたル・コルビュジェ。彼の考えがもっとも具現化された3つの場所をたどるタイムピース。コルビュジェの作品をモチーフにしたフェイスや素材など、隅々まで息づくクラフツマンシップの技と美をこの連作からぜひ感じ取ってほしい。
「ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ ラ・ショー=ド=フォン」 ムーブメント│ジラール・ペルゴ自社製自動巻ムーブメントGP3300-0078キャリバー11 1/2
パワーリザーブ│約46時間
石数│26石
ケース│36.20×35.25mm ピンクゴールド
防水性│3気圧防水
「ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ パリ」
ムーブメント│ジラール・ペルゴ自社製自動巻ムーブメントGP3300-0078キャリバー11 1/2
パワーリザーブ│約46時間
石数│26石
ケース│36.20×35.25mm ステンレススティール
防水性│3気圧防水
「ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ マルセイユ」
ムーブメント│ジラール・ペルゴ自社製自動巻ムーブメントGP3300-0078キャリバー11 1/2
パワーリザーブ│約46時間
石数│26石
ケース│36.20×35.25mm ステンレススティール
防水性│3気圧防水
世界限定5セット、日本ではBEST新宿本店のみ、シリアルNo.3を販売。
BEST新宿本店
Tel. 03-5360-6800
ジラール・ペルゴ/ソーウィンド ジャパン
Tel. 03-5211-1791
http://www.gp-japan.co.jp/