数量限定1000本。新工場の完成を記念した「カラトラバRef.6007A」｜PATEK PHILIPPE

PATEK PHILIPPE｜パテックフィリップ

パテックフィリップの新工場落成を記念した数量限定1000本のタイムピース

EDITOR’S EYE
・パテックフィリップがリリースする数少ない記念モデルです
・しかもSS製。希少性が重なり、注目度も高いものになっています
・トレンドの青ダイアル。しかも、ギョウシェが入っていて、印象深いものになっています
・日常使いのアイテムとして、ぜひ！　

パテックフィリップは、プラン・レ・ワット（スイス・ジュネーブ）における新工場の完成を記念し、錆びにくいSS製ケースを採用した、エクスクルーシブな「カラトラバRef.6007A」を発表した。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

洗練されたSS仕様のケースと幅広のベゼルを備えたエクスクルーシブモデル

パテックフィリップは、プラン・レ・ワット（スイス・ジュネーブ）における新工場の完成を記念し、錆びにくいSS仕様によるエクスクルーシブモデル「カラトラバRef.6007A」を数量限定1000本でリリースした。パテックフィリップにおいて、重要な出来事を記念するために限定製作のタイムピースを発表することは伝統とされており、1997年にプラン・レ・ワットにおける新しいマニュファクチュールの落成を記念して発表された「パゴダ5500」と「ミニット・リピーター 5029」は、その著名な例である。

この「カラトラバRef.6007A」には、洗練された膨らみを帯びた幅広いベゼルにより、ひと目でそれと分かる個性が備わっている。ベゼルには、特に愛好家の間で切望されてきた、パテックフィリップのコレクションにおいては極めて珍しいSS素材を採用。文字盤は、比類のないダイナミックなデザインだ。

三角マーカーのついたシュマン・ド・フェール（レール）型アワーサークル、カラトラバRef.6006 モデル（2017 年以降、現行コレクション）のオープンワークを想起させるバトン型時・分針、3時位置に日付表示窓を備えた自動巻きムーブメント（Cal.324 S C）、植字アラビア数字など、すべての要素が活気に満ちたエキサイティングな文字盤のアーキテクチャーに貢献している。

明確なグラフィックスタイルは、文字盤のテクニカルなパーソナリティを強調するものだ。デリケートな回転サテン仕上げを施した特徴的なブルーグレーのトーンは、ホワイトの転写スケール、夜光付ホワイトゴールドの植字数字とホワイト塗装指針と、視覚的なコントラストをなしている。ダイアルのセンターには、光と戯れる「カーボン」スタイルのテクスチャーが配されており、これが先進的な世界を示唆するミステリアスな要素となっている。

もうひとつの特徴は、ホワイトの装飾的なステッチが加えられた、ピンバックル付きのカーフスキン製ストラップ。織物を思わせる繊細なエンボス模様が施され、ダイアルデザインとコーディネートされたカラーとテクスチャーが、タイムピースに統一感をもたらしている。

「カラトラバRef.6007A」は、40ミリのケース、カラトラバ十字と“New Manufacture 2019”の文字が特別に記載されたサファイアクリスタル製ケースバックを備え、数量限定1000本で販売される。この限定モデルのエクスクルーシブなスタイルは、パテックフィリップの歴史における新しい一章の永続的なシンボルとなることだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　