2021年新作「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・エディション“AMG”」｜IWC

IWC｜アイ・ダブリュー・シー

メルセデスAMGとのパートナーシップから誕生。高性能エンジニアリングにインスピレーションを得たクロノグラフ

2004年よりパートナーシップを継続するIWCとメルセデスAMGより、新作「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ “AMG”」が発表された。堅牢で正確なクロノグラフムーブメントを搭載し、レーシングカーにも用いられるグレード5チタンやブラックカーボンファイバー素材を駆使した、オールラウンドでスポーティなタイムピースだ。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

自動車工学にも用いられる超軽量チタンケースを採用

スイスの高級時計メーカー・IWCシャフハウゼンとドイツの自動車メーカー・メルセデスAMGが2004年以来結んできたパートナーシップを記念する最新のコレクション「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・エディション“AMG”」が発表された。本作は、コレクションでは初めてとなる超軽量の43ミリ径チタンケースを採用し、自動車工学にも用いられるカーボン・ファイバーの文字盤を備えたスポーティなウオッチだ。グレード5チタンは、マットグレーの粒子感のあるテクスチャーに処理されているが、これはAMGを代表するセレナイト・グレー・マグノ塗装仕上げにヒントを得たものだ。

2021年新作「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・エディション“AMG”」｜IWC

文字盤に精密に編み込まれたカーボン・ファイバーは、AMGのエアロコンポーネントから採用されたもの。この素材は、熱と圧力を加える複雑な工程を経て製造され、驚くべき軽さと剛性を備えている。原料となる連続カーボン・ファイバーは、製織機によって織物構造となるように加工され、最終的に特徴的な織り目のあるブラックの「カーボン・ルック」に仕上げられ、モータースポーツ計器を思わせるシルバーのクロノグラフ・サブダイアルと完璧なコントラストを為す。

機能面では、最長12時間のストップウオッチの計測が可能な丈夫で精密なクロノグラフムーブメント、IWC自社製キャリバー69385を搭載。クロノグラフ機能を制御するのは、2層で機能する複雑なコラムホイールだ。着色サファイアクリスタル製ケースバックには、メルセデスAMGのロゴがあしらわれている。ストラップは、コントラスト・ステッチとフォールディング・バックルがついたブラックのエンボス加工カーフスキン・ストラップが組み合わされ、文字盤のテキスタイル模様とも調和を見せる。

本作は、IWCのCEOであるクリストフ・グランジェ・ヘア氏、メルセデスAMGのCEOであるフィリップ・シーマー氏、そして共通のブランド・アンバサダー兼レーシング・ドライバーのマロ・エンゲル氏がトークするウェブ放送の中で披露され、レーシングへの情熱、両ブランドが共有する価値観、時計製造とモビリティの持続可能な未来をめぐる会話が交わされた。

「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・エディション“AMG”」は、IWC.comのオンラインショップ、IWCブティック、正規代理店にて取り扱われ、My IWCサービスプログラムの対象として標準の2年間の国際限定保証に加え、さらに6年延長サービスが利用できる。