Bell & Ross|ヴィンテージ BR123 ヘリテージ
BELL & ROSS|ベル&ロス
ヴィンテージ BR123 ヘリテージ
文=渋谷康人
機械式時計が航空用精密機器の中心だった時代のコックピットクロックの魅力を、腕時計の上に洗練されたスタイルでみごとに表現した、今年のベル&ロスを象徴する新シリーズ「ヴィンテージ BR」の3針モデル。
マットブラックのケースは、ステンレスにガラスピーズでブラスト加工を施した後、カーボンパウダーをコーティングすることで、落ち着きのある独特のテイストを実現。また文字盤も同様にマットブラックで、通常は経年変化も楽しめるレザーストラップと同様にヴィンテージ感あふれるライトブラウンカラー。暗くなると明るくグリーンに発光する針とインデックスの組み合わせは、いついかなる時も視認性抜群だ。
基本デザインがまったく同じ自動巻きクロノグラフ・バージョン「126」もある。
自動巻き、ステンレススティールケース、ケース径41mm、30万4500円、今秋発売予定。
BRAND HISTOTY
ブルーノ・ベラミッシュとカルロス・ロシロが、「デザインとテクノロジーの融合」というテーマを掲げて1991年に創業。以来、フラッグシップモデルの「ヴィンテージ」を始め、1950年頃の航空時計をモチーフにした「クラシック」、宇宙や深海などの極限の環境下での着用が想定されたタフウォッチ「プロフェッショナル」、現代テクノロジーの粋を結集した多機能時計「ファンクション」など、多彩なラインナップを展開している。
なかでも「プロフェッショナル」シリーズに属する「ハイドロマックス」は、ケース内部に特殊なハイドロオイルを充填することにより、地球で最も深いマリアナ海溝の最深部(1万920m)にも耐えうる1万1100mもの防水性能を実現。ベル&ロスの名を急速に広めることとなった。
また2005年には初の角型時計「BR01」を発表。「機能が形を作る」というコンセプトのもと、マスターウォッチメーカー、デザイナー、プロユーザーらが結集して開発されたこのミリタリータイプのスクエアウォッチは、裏蓋を持たないワンピース構造のケースを、4本のビス留め式のベゼルで密封する特殊な構造である。
クロックやペンダントウォッチ、さらにはコックピットの計器板にも取り付け可能という活用範囲の広さも伴い、現在のベル&ロスの主力モデルとなりつつある。
【創業年】1991年
【創業地】フランス、パリ
【主なシリーズ名】BR01、ヴィンテージ、クラシック、プロフェッショナル、ファンクション
【問い合わせ先】ワールド通商 03-3549-3011
国内サイト:http://www.bellross-japan.com/