ブルガリの様式美が炸裂。「オクトフィニッシモトゥールビヨンオートマティック」｜BVLGARI

BVLGARI｜ブルガリ

また新たな世界記録を打ち立てた
世界最薄の自動巻きトゥールビヨン

これで４度目の世界記録樹立である。ブルガリは「オクトフィニッシモ」に2014年と2016年、そして2017年に世界最薄モデルを登場させてきたが、2018年の今年、わずか1.98mmという薄さの自動巻きトゥールビヨンムーブメントを搭載した「オクトフィニッシモトゥールビヨンオートマティック」をラインナップに加えた。

Text by KOIZUMI Yoko

トゥールビヨンを魅せるペリフェラルローターを搭載

2014年から「世界最薄」の世界記録を３度樹立してきたブルガリ。そして2018年の新作で、４度目の世界記録を打ち立てた。それが厚さわずか1.95mmという世界最薄の自動巻きトゥールビヨンムーブメントだ。

このムーブメントを搭載したモデルが「オクトフィニッシモトゥールビヨンオートマティック」。ケース厚も3.95mmを実現しており、装着していることを忘れてしまうような薄さである。

過去、3度の世界記録は、2014年の「オクトフィニッシモトゥールビヨン」、 2016年「オクトフィニッシモミニッツリピーター」、そして2017年「オクトフィニッシモオートマティック」で打ち立てられたもので、今回も含めて、すべてで薄さに挑戦してきた。

フライングトゥールビヨンを搭載したキャリバーBVL288は、ブルガリの独自開発によるもの。自動巻きにはセンターローター、マイクロローターがあるが、BVL288に搭載されるのは「ペリフェラルローラー」だ。ペリフェラルとは周辺という意味を持ち、ムーブメントの外周部にリング状のローターを備えている。このローターが回転することにより、ゼンマイを巻き上げる仕組みだ。

ムーブメントにローターが被ることなく、また外周に装備することで厚さを抑えることができる。これにより手巻きモデルのような薄さが可能になる。このローター方式の選択は、1.95mmという薄型自動巻き実現の一助となっているのだ。特にローターがトゥールビヨンを隠さず、その魅力を常に堪能できることもペリフェラルローター方式の利点である。