GIRARD PERREGAUX|S.I.H.H.2010|ロレアート クォーツ40周年モデル
Watch & Jewelry
2015年3月27日

GIRARD PERREGAUX|S.I.H.H.2010|ロレアート クォーツ40周年モデル

Laureato Quartz 40th Anniversary|ロレアート クォーツ40周年モデル

クォーツウォッチ開発競争を記念した希少なクォーツモデル

文=渋谷康人

現在のクォーツ時計のほぼすべてが、ジラール・ペルゴが決めた32768MHzを基準にしているように、ジラール・ペルゴは1960年代末、スイスのトップランナーとしてクォーツウォッチの開発をリードし、世界初の発売を日本のセイコーと競っていた。これは、その歴史を記念してわずか40本のみ生産される、プレミアムなクォーツウォッチ。シースルーバックのケース裏から見られる自社製のクォーツムーブメント「GP13500」の地板や電池カバーには、限定モデルにふさわしくコート・ド・ジュネーブなど機械式時計同様の装飾がほどこされている。1970年代の香りがするケースとブレスレットの完成されたデザインも魅力だ。

クォーツ、ステンレススティールケース&ブレスレット、直径42.6mm、シースルーバック、世界40本限定、115万5000円(予価)、2010年8月発売予定

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BRAND HISTORY

世界でも希少な自社一貫製造体制を敷いているジラール・ペルゴは、18世紀から19世紀において、2人の偉大なる時計師によって基礎が築かれた時計界のキーブランドである。

1人目は1791年、ジュネーブに時計工房を築いたジャン・フランソワ・ボット。彼は薄型懐中時計を数多く製作して時の権力者から寵愛を受け、さらに1820年代初頭には近代的な生産ラインを確立した人物。2人目は’52年にジラール・ペルゴの前身会社を設立した、コンスタン・ジラール。彼は’67年、現行モデルにまで継承され続けているスリー・ゴールド・ブリッジ付きのトゥールビヨンを製作。パリの万国博覧会では2度に渡って金賞を受賞し、’80年にはドイツ皇帝ウィルヘルム2世の依頼により、腕時計も製作している。

各社の経営は創業者の子孫に受け継がれたのち、1906年、ボットが立ち上げた会社の経営権がジラール・ペルゴ社に移譲されることで、現在のジラール・ペルゴ社の基盤が築き上げられた。

20世紀半ばから後半にかけては、毎時3万6000振動のハイビート機を初めて量産するほか、スリー・ゴールド・ブリッジ付きトゥールビヨンの復刻、世界最小の自動巻きクロノグラフムーブメントの開発など、その圧倒的なる技術力により、スイス時計界で確固たる地位を築き上げるに至る。現在は、その高い技術力を活かし、他ブランドへムーブメントを供給する、サプライヤーとしての一面も併せ持っている。

【創業年】1791年
【創業地】スイス、ジュネーブ
【主なシリーズ名】ヴィンテージ1945、ロレアートEVO3、ww.tc、ワールドタイマー
【問い合わせ先】ジラール・ペルゴ(ソーウインド ジャパン)
キャッツアイ

公式サイト:http://www.gp-japan.co.jp/

           
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