MOVADO|モバード|ミュージアム60mm
MOVADO|モバード
ミュージアム60mm
Text by OPENERS
モバードの顔となる「ミュージアム」シリーズ。このデザインは、1947年にネイサン・ジョージ・ホーウィットによって描かれた原画がもとになっている。
2007年には原画の誕生60周年を記念して、ケース径がなんと60mmというアニバーサリーモデルが登場した。60mmのビッグダイヤルに60個のダイヤをちりばめたケースはまさに圧巻(ただし、日本に入荷されるモデルはダイヤモンドなし)。さらに、限定生産数まで60本という徹底ぶりである。
自動巻き。ケース径60.0mm。18KWGケース。アリゲーターベルト。3気圧防水。399万円(ダイヤモンドなし)。
BRAND HISTORY
1881年、弱冠19歳のアシール・ディーテシャイムにより、スイスのラ・ショー・ド・フォンで創業。ブランド名は“たゆまぬ前進”という意味である。
ムーブメントから一貫した時計づくりで名を成したモバードは、その後、「エルメト」や「ポリプラン」といった傑作を発表し、実力派の時計メーカーへと成長した。
しかし、モバードといえば、やはり「ミュージアム」シリーズが有名である。正午の太陽を表すという12時位置のドットを除くすべてを排除したデザインは、一度見たら忘れられないインパクトがある。
1961年に発表されたこの時計のデザイナーは、ネイサン・ジョージ・ホーウィット(写真)。バウハウス派の影響を感じさせる無駄をいっさい排したダイヤルデザインで、アメリカ現代美術館(MoMA)の永久所蔵品にも認定された。いわゆる“アートウォッチ”のさきがけとなった作品である。
近年はミュージアムシリーズのほかに、ポリプランを現代のスタイルに変えた「エリプティカ」や、1900年代初頭のデザインを蘇らせた「クラシック」シリーズなど、気品あふれるドレスウォッチを展開している。
【創業年】1881年
【創業地】スイス・ラ・ショー・ド・フォン
【主なシリーズ名】ミュージアム、エリプティカ、クラシック
【問い合わせ先】栄光時計 ブランドエージェント事業部 03-3839-3303
公式サイト http://www.movado.com