天使のようなティーンの殺し屋、甘くみたら大間違い！

『プレシャス』で2010年アカデミー賞最優秀脚色賞を受賞したジェフリー・フレッチャーが自らの脚本のもと初メガホンを取った意欲作『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』。

デイジー役に『つぐない』で13歳の若さでアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ一躍スターとなったシアーシャ・ローナン、バイオレット役に『シン･シティ』『旅するジーンズと16歳の夏』などに出演し女優・モデルとして人気を誇るアレクシス・ブレデルをキャスティング。このハリウッド注目の若手女優たちをダブル主演に迎え、現代版『テルマ＆ルイーズ』ともいえる、美しく奇妙な異色のロリータ・バイオレンス・アクションが誕生した。

共演には、先日惜しくも急死したジェームズ・ガンドルフィーニをはじめ、ダニー･トレホやマリアンヌ･ジャン＝バプティストなど演技派俳優たちが勢揃いしているのも見逃せない。

ふたりが出たある危険な賭けとは？

ニューヨークでお手軽な仕事だけを請け負う、ティーンエイジャーの殺し屋バイオレットとデイジー。ある日２人は、彼女たちのアイドル“バービー・サンデー”の新作ドレス欲しさだけに、安易に殺しの依頼を引き受けてしまう。

殺しのターゲットは香水を積んだトラックを盗んだ男で、自ら電話をかけてきて住所や電話番号や名前も吐いてきた怪しい男。簡単なはずの仕事が思わぬ殺しのターゲットだったことから窮地に追い込まれてしまい、ふたりはある危険な賭けに出るのだが――。

ティーンエイジャーの不安定な心境を描いた脚本と、悪党たちがつぎつぎと倒されていくバイオレンスな映像。“ロリータ・バイオレンス・アクション”というあらたなジャンルをぜひ体感してほしい。

『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』

10月12日（土）より新宿シネマカリテほか全国ロードショー

監督・脚本｜ジェフリー・フレッチャー

出演｜シアーシャ・ローナン、アレクシス・ブレデル、ジェームズ･ガンドルフィーニ、ダニー・トレホ

配給｜コムストック・グループ

配給協力｜キノフィルムズ

アメリカ／2011年／88分／原題『Violet&Daisy』

http://www.angel-vd.com/

© MV Nepenthes LLC MMXII ALL RIGHTSRESERVED