第1回のテーマは「パリ – ダラス」

史上最年少（当時）で三ツ星を獲得し、モナコ「ル・ルイ・キャーンズ アラン・デュカス」やパリ「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」など、現在では世界に27軒のレストランを展開するアラン・デュカス氏。そんな彼とシャネルとのコラボレーションにより、2004年に誕生したのが「ベージュ アラン・デュカス 東京」だ。

10周年という節目を迎えた今年は、毎年恒例となっている食の交流イベント「ランデヴー」も内容を一新。計3回にわたって、シャネルのもつさまざまな美の要素を表現するという。6月に開催される第1回では、2014年シャネル プレフォールコレクションのテーマである「パリ-ダラス」にインスパイアされたコースを提供する。

3月20日に開催されたプレス発表会で、シャネル社長のリシャール・コラス氏は次のように期待を口にした。

「銀座のシャネルビルを計画したとき、ただのブティックではなく、ここで一日楽しんでいただけることをコンセプトにしました。なかでも一番大切で楽しい時間は、昼と夜の食事の時間です。フランスの伝統的な、そして革新的な料理を作るシェフを見つけるために、わたしはパリの三ツ星レストランをくまなく巡りました。そのときアラン・デュカス氏に出会ったのです。話をするうち、お互いまったく違う分野で仕事をしているのにもかかわらず、おなじ志をもっていることに驚きました。

あれから10年が経過して、いまではとても大切な友人になりました。デュカス氏は昔ながらの職人の技を大切にしながら、トレンドにもきちんと目を配っています。そして次々とあたらしいことに挑戦するのが、ガブリエル・シャネルと似ていますね。シャネルを料理でどのように表現するのか、わたしも楽しみにしています」

それを受け、アラン・デュカス氏は「今年のランデヴーは、6月と9月、12月の計3回開催します。テーマはベージュとシャネルのランデヴー（出会い）。フランスの食文化を踏まえながら、シャネルのデザイナーチームとメニューを考え、楽しんでいただける料理を提供したいと思っています」と語った。

「10周年～シャネルとのランデヴー」

第1回：パリ　– ダラス
日程｜6月26日（木）～29日（日）
内容｜ランチ・ディナーとも コース2万6000円（税込、サービス料別）
※予約は5月1日（木）より電話でのみ受付

＜コース内容＞
・野菜のアミューズ・ブーシュ
（Croquant de légumes）

・カニとアボカド ブレットのサラダ
（Chair de crabe et avocat, verts de blette juste tombés,vinaigrette coraillee）

・赤座海老と野菜のマリネ ハーブのソース“サルサ”
（Langoustine d'ici cuite en carapace,primeurs marinés aux herbes comme une “salsa”）

・フランス産 ヒラメのヴァプール、クルジェット ジロール茸 コリアンダー風味
（Turbot de France a la vapeur,crème acidulé à la coriandre fraîche,petites courgettes et girolles）

・ラフランス ラカン産 ほろほろ鳥のロースト“チリコンカーン” セロリ トマト キュウリのコンディモン
（Pintade de Racan, le supreme rôti,la cuisse cuisinée comme un“chili con carne”,condiment céleri-concombre-tomate）

・柑橘類 マルガリータ スタイル
（Agrumes façon margarita）

・チョコレートのスフレ　香辛料風味
（Soufflé au chocolat noir, piment et noix de pécan）

ベージュ アラン・デュカス 東京
東京都中央区銀座3-5-3
シャネル銀座ビルディング10F
Tel. 03-5159-5500
www.beige-tokyo.com