唯一無二のギルトフリースイーツ「VEGGI de PAN（ベジデパン）」｜h+diet Laboratory

h+diet Laboratory｜エイチプラスダイエットラボラトリー

素材へのこだわりが生み出す、唯一無二のギルトフリースイーツ
h+diet Laboratoryの「VEGGI de PAN」

「低糖質だけど美味しくて、なおかつ体にいいものを作りたい」。トータルダイエットカウンセラー・大西ひとみさんの熱い思いから生まれた焼き菓子が「VEGGI de PAN（ベジデパン）」だ。罪悪感を抱くことなく食べられる“ギルトフリースイーツ”が昨今のトレンドだが、経験に基づく科学的な知識と徹底した素材へのこだわりを融合させた大西さんの「ベジデパン」は、他のそれとは一線を画している。

Photographs by UESAWA YukaText by HAYASHI Eimi

30代からの食事で重要なのは、どのような糖質をとり入れるか

日本とアメリカでパーソナルトレーナーとして20年近いキャリアを持ち、数々の栄養資格を取得してきた、トータルダイエットカウンセラーの大西ひとみさん。彼女が「ベジデパン」を考案したのは、今から約2年前のこと。自身の体調不良がきっかけだった。「昔からストレス太りに悩まされていたのですが、38歳のときにホルモンバランスを崩してしまい、それまで以上に太りやすい体質に。同時に食物に対するアレルギー反応も出るようになりました」。

からだの変化に直面し、様々な研究論文や著書を読み込み研究していく中で、年齢を重ねるほど質のいい食事が必要だと実感した。ダイエットの大敵と考えていた糖質もやみくもに制限するのではなく、科学的に手を加えられていない自然に存在するもの、つまり野菜やフルーツの良質な糖を適切に摂取することが重要であるという結論に至った。ならば、そんな理想のスイーツを自分で作ろうと立ち上げたのが、h+diet Laboratoryだ。

h+diet Laboratory代表の大西ひとみさん。パーソナルトレーナーとして活動する傍ら、「ベジデパン」を制作。朗らかな人柄である一方、多忙なスケジュールの合間を縫って週に5時間は勉強するというストイックな一面も。

「人」との信頼関係が築き上げる一期一会の味

日々の研究の中で得た科学的知識とパティシエの専門学校で学んだ技術を活かし、試行錯誤のうえ完成した「ベジデパン」は、野菜が素材の半分以上を占めている。それもただの野菜ではなく、全国の契約農家から直送された完全無農薬の国産有機野菜。大西さん自身が生産者の顔を直接見て話を聞き、信頼できる生産者だけから仕入れている。生地には小麦粉の代わりにオーガニックのナッツをすりつぶした粉を、バターの代わりにバージンココナッツオイルを使用し、グルテンフリー・バターフリーを実現。卵も、無農薬野菜をエサに育った平飼いの鶏が産んだものだけを使用するなど、素材選びには妥協を許さない。

実際に食べてみると、重量感のある生地はしっとりとした食感で、野菜とフルーツが持つ自然の旨みがギュッと凝縮されているのがわかる。ひと口目には優しい甘さが広がり、噛めば噛むほど素材の持つ力強さがにじみ出てくる。

三重県産のツタンカーメンのエンドウ豆、ドライパイナップル、ドライクランベリーが入った「ベジデパン」。斬新な食材を組み入れながらも、ほかの素材と見事に調和しており、大西さんのアイデアとセンスが光る。期間限定メニューのほかに定番の味もそろっており、サンドイッチに適した甘くない「ベジデパン」も近日販売予定。

二週間に一度のペースで変更する食材の組み合わせは、すべて大西さん自身が考案。ふだんなかなか口にできない食材を体験してほしいと、あえて珍しい野菜をセレクトし、絶妙な組み合わせにトライしている。購入のたびにこうした新たな出会いがあることは「ベジデパン」の大きな魅力のひとつだ。

「ベジデパン」を含むh+diet Laboratoryのすべての商品は、大西さんがたった一人で制作しており、完全受注生産でオンラインを中心に販売している。これは、「大切なお客さまには納得できるものだけをお届けしたいし、大きな信頼を寄せる農家の方たちが大切に育てた食材を、わずかでも無駄にしたくない」という思いがあるからだ。現代の深刻な社会問題である「フードロス」削減にも通じるセオリーが息づいている。

経験に基づく科学的な裏付けと並々ならぬこだわりが生み出した逸品。試作に明け暮れ、日々進化する「ベジデパン」には、ひとりでも多くの人の幸せを願う大西さんの真っすぐな思いが詰まっている。