LOUNGE /
BOOK
2015年4月6日
BOOK|こんな家があったらいいのにという“妄想”をカタチに
BOOK|こんな家があったらいいのにという“妄想”をカタチに
建築家、谷尻誠さんによる対談集『談談妄想』
OPENERSでもおなじみの建築家、谷尻誠さんによる対談集『談談妄想』がハースト婦人画報社から出版された。
Text by YANAKA Tomomi
ジャンルを越えた多彩なゲストが登場
さまざまな分野を横断し、建築家にとどまらない活躍をみせる谷尻誠さん。現在は故郷広島と東京の2カ所を拠点に建築やインテリア、ランドスケープの企画や設計、リノベーション、家具のデザインにいたるまでその活動は多岐に渡る。
そんな谷尻さんが2009年4月から、建築・インテリア雑誌『モダンリビング』で連載していた対談企画が、ついに1冊の本となって登場。毎回さまざまな分野で活躍しているゲストと、理想の住まいについて語り合いながら浮かんでくる建築や空間のイメージ、こんな家があったらいいのにという“妄想”をカタチにした。
対談には、フラワーアーティストの東信さんやブックディレクターの幅允孝さん、プロバスケットプレイヤーの田臥勇太さん、DJの沖野修也さん、放送作家・脚本家の小山薫堂さん、俳優、映画監督でありリバースプロジェクトの代表でもある伊勢谷友介さんら、ジャンルを越えて存在感をみせる多彩なゲストがずらり。
建築だけではなく、ものづくりや仕事に対するアプローチについても語らい、建築との接点を探ることで、奇想天外でありながらも、住んでみたくなるような家が誕生した。どんな妄想からどんな家が生まれるのか、各界で活躍する人びとの発想力を楽しみたい。