BOOK|ナガオカケンメイ『D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』
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2014年12月5日

BOOK|ナガオカケンメイ『D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』

BOOK|ただ、モノを売るだけではない「D&DEPARTMENT PROJECT」の極意を紹介

OPENERS読者3名様にプレゼント!

ナガオカケンメイ『D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』

“正しいものづくり”を伝える店「D&DEPARTMENT PROJECT」を主宰するデザイナーのナガオカケンメイ氏。人が集まるこれからの店づくりのノウハウを実体験をもとにまとめた『D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』が美術出版社より登場した。OPENERSでは出版を記念し、3名様に本書をプレゼントする。

Text by YANAKA Tomomi

これからの最重要付加価値は“学べる”こと

ロングライフデザインをテーマに47都道府県の「息の長いその土地らしいデザイン」を発掘し、東京と大阪の直営店や渋谷ヒカリエ内の「d47 MUSEUM」をはじめ、沖縄や静岡、北海道など各地でパートナーショップを展開している「D&DEPARTMENT PROJECT」。つくり手の想いと、商品の価値を丁寧に伝えるとともに、その価値、魅力を学べる場としても注目を集めている。

ただモノを売るだけにはとどまらない姿勢には、「これからの最重要付加価値は“学べる”ことにある」というナガオカ氏の考えが反映されており、いまの地方やものづくりの現場が抱えている問題を解決できる可能性を秘めている。

本書では、3部にわけて、これからの売り場のあり方やつくり方を公開。第1部では「ナガオカケンメイが考える『伝える店』」をテーマに、売り場経験ゼロのナガオカ氏と仲間がいかにして発信型の店舗を立ち上げたかについて触れる。さらには、借金をし、失敗を乗り越えてもがきながらも着実に前進していく様子と、その過程で体得した極意が語られている。

D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方 02

『「D&DEPARTMENT」のつくり方』と題した第2部では、自分の店が通過点ではなく、目的地となるようあえて人通りの少ないところに店を構えたり、衝動買いをさせないディスプレイに徹するなど、独特のノウハウをQ&A形式で紹介。さらに第3部では各地で運営されているパートナーショップのオーナーたちの体験談も収録されている。

低価格競争や商品寿命の短命化が激しくなるなか、選び抜いた定番商品をけっして値下げをせず、定価で売りつづける店にはちゃんと買いたい人たちがぞくぞくと集まってくる──。それを体現したナガオカ氏の哲学、そしてこれからのショップのあり方が見えてくる本書。店づくりを考えている人はもちろん、選び抜いたものを大切に使いつづける生き方についても考えさせられる1冊だ。

D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方 04

『D&DEPARTMENTに学んだ、人が集まる「伝える店」のつくり方』
著者|ナガオカケンメイ
発行|美術出版社
価格|1995円
全224ページ

そしてOPENERS読者に朗報! 本書を3名様にプレゼントします。ご希望の方は下記ボタンよりご応募ください。

応募締切|4月26日(金)午前10時まで

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