音楽PVやショーなどでのVJワークで高い評価を得る

音楽とビジュアルの幸福な結びつきの時代にルーツを置き、つねにアップデイトされた多様なアイディアソースを取り込みながら、大胆かつ緻密でインタラクティブな体験性も重要視しながら制作されるアラキツヨシ氏独自の表現。

過去の展示では映像やプログラミングなどを用いたインスタレーションを提示したが、今回の個展「dot to line」は、おもにアラキ氏の2D表現をアートワークとして捉える初めての試みで、あえて2D作品へと間口を狭く設定することで、グラフィックデザインのもつポテンシャル、創造性を一層豊かに立ち上がらせることを企図している。

ギャラリートークは2月28日（金）18時半から19時に開催

展示の主体となるAからZまで制作されるグラフィック作品は、“架空の音楽アーティスト”が作る楽曲やタイトルを想定して制作され、作品の個々が「点」となり、それらと連動したリアルな楽曲やグッズなどを通して「彼」のトータルな存在・痕跡を「線」として照射。

26点の新作プリント作品を展示・販売するほか、マグカップ、CDなどの関連アイテムも販売。あわせて、ファッションブランド「5351 POUR LES HOMMES ET LES FEMMES」クリエイティブディレクターの小村和久氏らによる、本展のための特別コラボアイテムも展示・販売される。

Tsuyoshi Araki「dot to line」

会期｜2014年2月28日（金）～3月12日（水）

開館時間｜11:00～19:00　最終日のみ ～18:00　木曜休廊

GALLERY SPEAK FOR

東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F

Tel. 03-5459-6385

開廊時間｜11:00～19:00　最終日のみ18:00まで

休廊｜毎週木曜日・年末年始

http://www.galleryspeakfor.com/

アラキツヨシ｜ARAKI Tsuyoshi

アーティスト。1975年、愛知県生まれ。愛知教育大学を卒業後、ABAHOUSE INTERNATIONALなどアパレル企業に勤務し、ウェブ、グラフィックデザインやショーの映像演出をおこなう。また、視覚演出を手がけるMETROPOLを主宰し、プログラミング、映像、グラフィックデザイン、イラストレーションなどのミックスメディア作品を多数発表している。

手がけた音楽PVに、Aimer「RE:I AM EP」（2013年、DefSTAR RECORDS）、中塚 武「BLACK SCREEN」（2011年、MR.MUSIC）などがある。2011年、Sonar Sound Tokyo 2011にてビデオインスタレーション作品「Pineal Gland」を発表。関東学院大学工学部情報ネット・メディアコース非常勤講師

http://www.metropol.jp/