ART｜6人の写真家が競演する写真展『solo six』

ART│表現の異なる6人の相利競演

大判プリントで魅せる写真展『solo six』

コマーシャルフォトグラファーとしても活躍する6人の写真家による写真展『solo six』が、11月22日（金）から12月1日（日）まで渋谷区・神宮前のYellow Cubeで開かれる。

Text by YANAKA Tomomi

それぞれが見せる6つの視界、6人の交差点

表現も経歴も異なる写真家6人が集結する展覧会『solo six』。出展するのは、一井りょう、小野雄司、佐々木友一、鮫島亜希子、枦木功、原田宗孝の面々だ。

一井が今回発表するのは代表作のひとつであり、盛りを過ぎた切り花の“生の刻印”を撮影した『THE VEINS』。光により表情を変えつづける無生物に見せられた小野は、生きた無生物の世界を作品とした。佐々木が舞台とするのは生と死が混在する“帰れない部屋”。自己を問いつづけた佐々木の姿がそこに捉えられている。

ボルネオの海で育った鮫島の記憶は女神が宿るガンジス川の女神へとつながり、枦木は誰もが“必要としなかったはずの風景”をそっと切りとる。そして、長年森へ通い撮影をつづける原田はざわめきに踏み込んだ風景が写真に刻まれた。

会場には、イントロダクションとして彼らの個々のルーツを映したインスタントフィルムも紹介。そこから展開される大判プリントからは、6つの視界が交差し、あらたな世界を出現させる。

『solo six』

会期│11月22日（金）～12月1日（日）

時間│12:00～21:00　※土曜、日曜は～19:00

会場│Yellow Cube

東京都渋谷区神宮前4-17-16 NICHII PART2　1F

Tel.03-5772-7775

出展作家│一井りょう、小野雄司、佐々木友一、鮫島亜希子、枦木功、原田宗孝

入場料│無料
http://www.yellowcube.jp

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