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2026年7月23日
15年熟成。アードベッグ史に刻まれた"一樽"
Ardbeg|アードベッグ レアカスク No.20080
スコットランド・アイラ島のシングルモルトウイスキーブランド「アードベッグ」は、「アードベッグ レアカスク No.20080」を2026年7月22日(水)19時よりアードベッグ コミッティーストアにて限定抽選販売中。期間は7月24日19:00まで。
Text by WASEDA Kosaku
研ぎ澄まされたセンスと時間がもたらす、唯一無二のバランス
本作は、アードベッグ最高蒸留・製造責任者ビル・ラムズデン博士が数ある樽の中から特別に手元へ残した希少な一樽、カスクNo.20080をボトリングした一本。
2017年に初登場し多くのファンに愛された「アードベッグ アン・オー」の原点の一つともなった原酒で、バーボン樽で熟成された後にPXシェリー樽へ移し替えられ、15年という年月をかけて熟成されたもの。原酒が蒸留されたのは2010年3月2日。バーボン樽での熟成を経た後、数年後に当時はまだ珍しかったPXシェリー樽へと移し替えられた。
ラムズデン博士はカスクNo.20080をテイスティングした際、スモーキーさと深みのある甘さが織りなす唯一無二のバランスに強く惹かれ、この一樽だけを特別に残すことを決めたという。
仕上がりは、シェリー由来のレーズンを思わせる甘みと、アードベッグならではのスモーキーな力強さが融合した仕上がり。煤、イチジク、ベイクドプラムの香りが立ち上り、トーストしたヘーゼルナッツを思わせる厚みのあるピートスモークへと続く展開は、唯一無二の仕上がりになっている。
色合いは深みのあるカッパー。香りは甘いスモークの風味が第一印象として広がり、温かく深みのある感覚をもたらす。その先にはサルタナレーズンやねっとりとしたデーツなど、ドライフルーツの豊かな風味が奥行きを演出。加水するとスモークはさらに存在感を増し、力強くワイルドな表情を見せるいっぽうで、イチジクやブラックチェリー、焼きプラムの層が現れ、シェリー由来の甘くリッチな余韻を一層深める。

味わいは、ピートスモークの衝撃が瞬時に口いっぱいへと広がり、全体を包み込む。スモークが落ち着くと、香りで感じたような甘さが立ち上がり、香ばしくコクのある甘味とともにココアパウダー、トーストしたヘーゼルナッツやプラリネを思わせるナッツのニュアンスが広がっていく。
余韻はピートの存在感がしっかりと主張する中、PXシェリー樽由来のダークフルーツのような甘みが再び顔をのぞかせ、スモーキーで甘美な余韻が長く続く。
15年という年月がもたらすもの。それは、スモークの荒々しさとシェリーの甘さを対立させることなく、一つの味わいへと融合させる時間だった。力強いピートの気配とドライフルーツのまろやかな甘みは、互いを打ち消し合うことなく静かに溶け合う。カスクNo.20080が教えてくれるのは、そんな穏やかな調和の在り方だ。
アードベッグ レアカスク No.20080
容量|700ml
アルコール度|56.8%
熟成樽|バーボン樽、PXシェリー樽
発売日・発売先 |
2026年7月22日(水)19時~ コミッティーストアにて限定抽選発売
2026年7月24日(金)19:00締め切り
2026年7月下旬より順次、全国のエンバシー店にて限定配荷
2026年7月下旬より順次、全国のエンバシー店にて限定配荷
価格| 11万円(税込)
問い合わせ先
アードベッグ レアカスク No.20080をより深く知るために
Q.ビル・ラムズデン博士とはどのような人物か
1995年にグレンモーレンジィ蒸溜所のマネージャーとして入社し、1998年に最高蒸留・製造責任者に就任した。以来、生化学の博士号取得という科学的バックグラウンドと芸術的才能を融合させ、厳選した樽を用いた実験的な熟成手法やウッド・マネジメントのパイオニアとして世界的に知られている。グレンモーレンジィとアードベッグ、双方の蒸留・製造を率いる立場にある。
Q. なぜこの樽が特別に選ばれたのか
A. ラムズデン博士がカスクNo.20080をテイスティングした際、スモーキーさと深みのある甘さが織りなす唯一無二のバランスに強く心を動かされたためだ。数ある樽の中からこの一樽だけを特別に残すという決断に至った。
A. ラムズデン博士がカスクNo.20080をテイスティングした際、スモーキーさと深みのある甘さが織りなす唯一無二のバランスに強く心を動かされたためだ。数ある樽の中からこの一樽だけを特別に残すという決断に至った。
Q. 「アードベッグ アン・オー」とはどのような関係があるのか
A. カスクNo.20080は、2017年に初登場し多くのファンに愛された「アードベッグ アン・オー」の原点の一つとなった原酒である。当時実験的に使用されたPXシェリー樽の多くが、「アン・オー」の甘くまろやかな味わいを形づくる要素となった。
A. カスクNo.20080は、2017年に初登場し多くのファンに愛された「アードベッグ アン・オー」の原点の一つとなった原酒である。当時実験的に使用されたPXシェリー樽の多くが、「アン・オー」の甘くまろやかな味わいを形づくる要素となった。