最先端技術を採用し、撥水性を高めた傘「SAKASANANO」発売
DESIGN / PRODUCT
2026年6月19日

最先端技術を採用し、撥水性を高めた傘「SAKASANANO」発売

 

Waterfront|ウォーターフロント

 
傘ブランドのウォーターフロントは、東レの最先端技術を採用した撥水傘「SAKASANANO(サカサナノ)」を6月17日(水)から直営オンラインストアで発売。同日から6月30日(火)までは代官山蔦屋書店でも販売される。
 

Text by YANAKA Tomomi

クルマの乗降時にも濡れにくい、逆さ構造を採用

 
撥水加工に広く使用されてきたた特定PFAS(PFOA、PFOS、PFHxSなど)の人体への影響が懸念され、世界的に規制が進んでいる昨今。
 
これまでのような高い撥水性能が難しくなるなか、東レの「NANODESIGN®(ナノデザイン)」技術を傘に応用し撥水剤のみに頼らず、生地の張替えも可能な“育てる傘”「SAKASANANO(サカサナノ)」が発売された。
 
 
特許技術でもある東レの「NANODESIGN®」は、繊維の太さや断面の形をナノレベルで自在にコントロールできるというもの。「SAKASANANO」では、糸の表面形状や太さを組み合わせることで、糸表面に微細な凹凸を作り、その独自構造により、水滴がコロコロと滑り落ちる撥水性を可能にした。
 
 
そのデザインにも注目。いくら撥水性が高い生地であっても、使用を重ねるなかで汚れや手の油分が付着して徐々にその機能は低下していくという。その結果、買い替えられてしまうというケースも多いことから、撥水面に手が触れにくい逆さ構造が採用された。
 
 
傘を閉じた際に濡れた面が内側になるため手や衣服を濡らさず、クルマの乗降にもぴったり。自立構造により、傘立ても不要だ。
 
 
このデザインを手掛けたのは無印良品のプロダクトデザイナーなども務めた角田陽太氏。道具としての合理性と無駄をそぎ落としながら、傘を閉じた姿や細部まで徹底した設計が施され、男女問わず美しく馴染む佇まいが印象的だ。
 
 
長年の使用により撥水性が低下したとしても「SAKASANANO」は生地のみを自分交換することが可能。日本では年間約8000万本もの傘が廃棄されているといい、その多くがリサイクルされずに処分されているという事実も。
 
「SAKASANANO」では、生地交換をすることでこのような環境負荷の軽減に貢献でき、愛着ある“自分だけの傘”を育てることができるという。
 
 
この画期的な「SAKASANANO」は、6月30日(火)まで代官山蔦屋書店でも販売。さらに、二子玉川 蔦屋家電1階の「蔦屋家電+」でも6月22日(月)まで展示される。
 
梅雨時の憂鬱な雨や、過酷な雨の日でも快適に使用できる「SAKASANANO」。長く相棒になってくれる1本だ。
 
SAKASANANO
価格|1万4,300円(税込み)
 

[SAKASANANO]をより深く知るために

 
Q. 「SAKASANANO」の撥水性は、どのような基準をクリアしているのですか?
はっ水試験(JIS L 1092)において最高等級の5級を取得し、水滴の接触角が150度以上、水滴の滑落角度が10度以下の生地を使用している。さらに、傘製品の状態で150回のたたみを繰り返した後のはっ水実験でも水濡れがないことが確認されており、「最強の撥水傘」の名はそうした厳密な検証に裏づけられたものだ。
 
Q. 「SAKASANANO」のデザインを手掛けた角田陽太氏とはどのような人物ですか?
仙台生まれのプロダクトデザイナー・クリエイティブディレクター。2003年に渡英し、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)デザインプロダクツ学科を修了後、無印良品のプロダクトデザイナーを経て、2011年に自身の事務所を設立した。グッドデザイン賞やiFデザインアワードのほか、HUBLOT DESIGN PRIZEのファイナリスト(日本人初)にも選出されており、国内外で幅広く活動している。
 
Q. 傘ブランド「Waterfront(ウォーターフロント)」はどのような背景をもつブランドですか?
1986年創業で、累計販売本数は2億本を超える傘専門ブランドだ。薄型の「ポケフラット」は累計2,400万本以上を売り上げるロングセラーとして知られる。2025年には社名を株式会社ウォーターフロントに変更し、株式会社TSIホールディングスのグループ会社となった。「SAKASANANO」は、その創業40周年の節目に発表された、ブランドの新たな挑戦となる一本だ。
 
 
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