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2026年5月29日
DSのフラッグシップBEV「DSオートモビル N°8」が日本デビュー
DS Automobiles N°8|DSオートモビル ナンバーエイト
ステランティスジャパンは、DSオートモビルの新世代フラッグシップモデルの電気自動車(BEV)「N°8」を発売した。
Text by YANAKA Tomomi
エレガントかつ上質なスタイルと静粛性でフレンチラグジュアリーを体現
フランス車らしいラグジュアリーを体現したDSオートモビルの新たなフラッグシップが日本に到着した。

N°8は、DSオートモビルが展開する新たな命名理念“N°”に基づくモデル。フランス語で「番号」を意味する“N°”は、本質的な美しさや秩序、品格を端正に表現するブランドのエレガンスとタイムレスな魅力を象徴しているという。
また“8”はこれまでのDSオートモビルのモデルにはない一番大きな数字であるとともに、無限(∞)を想起させる造形を持ち、車体として優れたバランスや静粛性、そして持続可能性への意思を表現したそう。


「N°8」のボディは、全長4,845×全幅1,900×全高1,580㎜とフラッグシップにふさわしいサイズ。SUVの力強さとクーペの優雅さを融合した流麗なプロポーションとなった。
フロントはDSオートモビルならではのライティングデザインとなっており、ヘッドライトには3つのライトユニットと、8つのダイヤモンド型LED装飾が水平に配置され、独創的なライトシグネチャーを形成。

左右には特徴的なV字の縦型LEDデイライトが設けられたほか、DSライトブレードがワイドなフォルムを強調し、光のラインが流れるように輝くDSルミナススクリーンも搭載するなど、印象的な表情が生み出された。
リアはDSオートモビルで初となる垂直ラインを取り入れた3DのLEDテールランプを採用。立体的なスケールパターンによる光の表現が印象的なものとなった。

足元には20インチアロイホイールと、オプションで専用開発された21インチ鍛造アロイホイールを用意。なかでもオプションの21インチホイールは星座の名前であるCASSIOPEIA(カシオペア座)やLYRAE(こと座)が用いられ、その世界観を感じさせるホイールが装着できる。
エクステリアは造形のみならず空力も徹底的に追求したといい、フロントのアクティブエアグリッドシャッターやサイドのなめらかな曲面、BEVならではのフラットなボディ下部も相まってCd値0.24を記録した。

インテリアは、最上級のナッパレザーを多用したクワイエットラグジュアリーな空間に。パールトップステッチや、パリの伝統装飾に着想を得た “クル・ド・パリ” パターンが随所に施され、洗練された室内が演出された。
シートは高密度フォームとアジャスタブルボルスターにより、体格や走行状況に応じて変更でき、長距離走行でも快適性に寄与。ヘッドレスト下部には初めてネックウォーマーが装備され、寒い季節でも首元から直接温めることもできるようになった。

ステアリングホイールも特徴的。クルージングヨットから着想をえたという独創的なXシェイプが採用され、各種操作を直感的に行うことも可能だ。
また消音効果を高めたラミネーテッドガラスや、細部にまで配慮された遮音設計により、外部からのノイズをさまざまな方法を用いて低減。最上級モデルにふさわしい室内となった。

プラットフォームには、ステランティスグループで開発された「STLA-Medium(ステラ ミディアム)」を採用。97.2kWhのバッテリーを搭載しておりWLTPモードで750㎞の航続が可能という。
パワートレインは、前後にモーターを搭載したデュアルモーターAWDシステムで、システム最高出力は350ps、トルクはフロントが343Nm、リアで166Nmを発生。0-100km/h加速は5.4秒を記録する。

さらに、FIAフォーミュラE選手権で培われた電動化技術を生かすことで、レスポンスに優れたダイナミックな走りと高い効率性能を両立するとDSオートモビルでは謳う。
走りの面ではバッテリーをフロア中央に配置することで低重心化を図り、前後重量配分を最適化したほか、新開発のサスペンションとDSアクティブスキャンサスペンションにより、路面状況に応じてダンパーを制御し、優れた乗り心地と走行安定性に貢献した。


ボディカラーは「クリスタルパール」や「ブラン アルバータ」など、新色を含む5色を展開。グレードと価格は、ベーシックな「エトワールAWD」が1005万円、「エトワールAWDアブソリュートコンフォートパッケージ」が1045万円となる。
DS Automobiles N°8|DSオートモビル ナンバーエイト
ホイールベース|2,905㎜
トレッド前後|1,635㎜
フロントモーター最高出力|207kW(281.4ps)/7,500rpm
リアモーター最高出力|83kW(112.8ps)/14,000rpm
システム最高出力|257kW(350ps)
フロントモーター最大トルク|343Nm/250-5,300rpm
リアモーター最大トルク|166Nm/1,000-4,375rpm
バッテリー総容量|97.2kWh
WLTPモード航続距離|750㎞
サスペンション前|マクファーソンストラット
サスペンション後|マルチリンク
ブレーキ前|ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後|ディスク
問い合わせ先
DS オートモビル N°8をより深く知るために
Q. DSオートモビルとはどのようなブランドで、N°8にはどんな思想が込められているのですか?
DSオートモビルは、1955年に誕生した伝説的モデル「DS」をルーツに持つフランス発のラグジュアリーブランドです。素材選びから仕上げに至るまで美の追求を極めるフランス伝統の職人技術「サヴォア・フェール(匠の技)」をブランドの礎とし、すべてのモデルに息づかせています。N°8はそのフラッグシップにあたり、エレガントなデザインと電動化技術、そして乗る人に寄り添う上質な空間によって、フレンチラグジュアリーの新たな価値を体現した一台です。

Q. フォーミュラEとの技術的なつながりは、市販車にどう活かされているのですか?
DSオートモビルは2015−2016シーズンよりFIAフォーミュラE選手権に参戦し、2度の年間チームタイトルを含む数々の勝利を重ねてきました。N°8はその電動化技術を応用した回生ブレーキシステムを搭載しており、3段階から選べる回生モードで減速時のエネルギーを効率的に回収。また、前後に高効率電動モーターを搭載したデュアルモーターAWDシステムにより、レスポンスに優れたダイナミックな走りと高い効率性能を高い次元で両立しています。
Q. 急速充電の実力はどのくらいですか?
最大160kWの急速充電に対応しており、バッテリー残量が少ない状態から中間域にかけて高い充電性能を維持します。とくにバッテリー残量の約55%までは150kW以上の出力を安定して受け入れることができ、さらに80%までの平均充電出力は約126kWに達するなど、クラスでも高水準の充電性能を誇ります。WLTPモードで750kmという航続距離と組み合わせることで、長距離移動でのストレスを大幅に軽減してくれるでしょう。