GUCCI｜世界中の女性の地位向上にむけた新プロジェクトを発足
チャイム・フォー・チェンジ ～ 勇気の音、進歩の音、変革の音
世界中の女性の地位向上にむけた新プロジェクトを発足
2013年2月28日（木）、グッチは、カリフォルニアで開催された「TEDxWomen」のランチョンにて、フリーダ・ジャンニー二、ビヨンセ・ノウルズ・カーター、サルマ・ハエック・ピノーらが発起人となった、世界中の少女と女性のエンパワーメント（能力強化）を支援するあらたなグローバルキャンペーンを発表した。
Text by KUROMIYA Yuzu
世界中の女性のために発せられた声を、ひとつの強い力として集結
「チャイム・フォー・チェンジ」とは、少女と女性のエンパワーメント支援のための資金調達と意識の向上を目的としてグッチによって設立されたグローバルキャンペーン。教育、健康、公正の三つを重要な柱とし、世界中の少女および女性のために有効な変化をもたらせるよう、人びとの意識を高め、それぞれに合ったプロジェクトでサポートすることを呼びかける。
当日は発起人であるサルマ・ハエック・ピノーが、共同発起人であるフリーダ・ジャンニーニとビヨンセ・ノウルズ・カーターを代表して登壇。ビヨンセによるあたらしい音楽とともに自身がナレーションをしたショートフィルムを通じて、「チャイム・フォー・チェンジ」発足を表明した。また、世界中の少女や女性たちにインスピレーションを与えるショートフィルム10作品の最初の作品として、ジョアナ・リッパーが製作・監督した『THE SUPREME PRICE』のハイライト版も発表。この映画は、ナイジェリアの民主主義活動家ハフサト・アビオラの物語で、2012年グッチ・トライベッカ・ドキュメンタリー・ファンドおよびスポットライティング・ウィメン・ドキュメンタリー・アワードを受賞した作品でもある。
「これは今日の緊急課題であるとともに、変革へのチャンスでもあります。」と、グッチのクリエィティブ・ディレクターで発起人のひとりであるフリーダ・ジャンニーニはコメント。「私たちは少女および女性のエンパワーメントの歴史において、重要なときを迎えています。このキャンペーンを通じて、変化を求める声が無視できなくなるほど大きくなることを期待しています。」とも語っている。
おなじく発起人のひとりであるサルマ・ハエック・ピノーは「世界中の女性や少女たちのために、国境を越えて広がっているムーブメント参加できることを誇りに思います。」とコメントし、ビヨンセ・ノウルズ・カーターは、「世界中の女性に関する統計を変えられるかどうかは、私たち次第なのです。こうしていま、日々を果敢に生き、次世代の若い女性の先例となるような女性たちと共にいることを私は誇りに思います。」と語っている。
グッチはこれまでにも、少女たちの教育を支援する7年間におよぶユニセフとのパートナーシップをはじめ、少女および女性の問題支援に長年携わってきた経緯があり、「スポットライティング・ウィメン・ドキュメンタリー・アワード」やベニス国際映画祭とのパートナーシップによる「グッチ・アワード・フォー・ウィメン・イン・シネマ」など、女性を対象としたふたつの映画賞も設立している。
今後は、コミュニティにむけて最新ニュースをとどけていくとともに、3月下旬には、少女と女性の問題を世界のステージへと提起する、グローバルなイベントについての重大な発表を予定しているという。
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