DRIES VAN NOTEN｜ドリスヴァンノッテン、アートとファッションのコラボレーション

DRIES VAN NOTEN│ドリスヴァンノッテン

アートとファッションのコラボレーション

ジェームズ・リーヴによる写真と
彼の作品を取り入れた新作のエキシビション

素材感やオリジナルでつくられる生地を活かしたモードなアイテムで、多くのファンを魅了しつづけるドリスヴァンノッテン。2012年の春夏ウィメンズコレクションは、フォトグラファージェームズ・リーヴ氏の作品を大胆に取り入れたコレクションが登場する。今回、リーヴ氏の写真作品と、新作のコレクションを同時に展示するエキシビションが12月3日（土）から18日（日）まで、ドリスヴァンノッテン青山店で開催される。

文＝谷中朋未

写真を取り入れた新作はドレスやシャツ、アクセサリーなどにも展開

2009年にオープンしたドリスヴァンノッテン青山店に17世紀の画家エラルート・デ・ライレッセによって描かれたふたつの大きな絵画を飾るとともに、その作品をモノクロームであらたに解釈した堂本右美氏と蜷川実花氏の作品を同時に展示するなど、アートにも造形が深いドリス・ヴァン・ノッテン氏。

2010年に南フランスで開かれた「イエール国際モードフェスティバル」で彼が審査員長を務めたさい、ベイルートやラスベガス、マルセイユといった都会の夜の景観を写し出した『Lightscapes』と題された数枚からなる写真作品をジェームズ・リーヴ氏が出品。ドリス・ヴァン・ノッテン氏のインスピレーションを刺激し、2012年の春夏ウィメンズコレクションに作品が大胆に取り入れられた。

このアイデアは、ドレスやシャツ、スカート、アクセサリーにいたるまで展開。ドリス・ヴァン・ノッテンとリーヴ氏の作品の見事な融合を果たした。今回、青山店では、新作のコレクションの一部を、リーブ氏の写真作品とともに展示。また、このエキシビションは、ウィーンや香港、パリでも順次開催されている。

浮かび上がる都市の夜景と、最新コレクション。このエキシビションは、アートとドリスヴァンノッテンのファッションの見事なコラボレーションを堪能できるすばらしい機会となっている。