ドルチェ&ガッバーナが新プロジェクト「DGFATTOINCASA」を発表|Dolce&Gabbana

Courtesy of Dolce&Gabbana

FASHION / NEWS
2020年5月11日

ドルチェ&ガッバーナが新プロジェクト「DGFATTOINCASA」を発表|Dolce&Gabbana

Dolce&Gabbana|ドルチェ&ガッバーナ

コロナウイルス研究支援をサポートする新たなプロジェクト始動

Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)は、2020年2月より続けているミラノ ウマニタス大学への研究支援プロジェクトの一環として、“ホームメイド”を意味する新たなプロジェクト“DGFATTOINCASA”を公式ソーシャルメディアにて5月6日(水)より始動した。イタリアの伝統を受け継ぐハンドメイドの素晴らしさと技術を伝えるデジタルワークショップを通じたクラウドファンディングにより、ウマニタス大学へさらなる支援を行う。

Edit by ANDO Sara

ドルチェ&ガッバーナの卓越した職人技と知識を伝えるデジタルワークショップ

新型コロナウイルス感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)によりこれまでの価値観が変化するなかで、“DGFATTOINCASA ―ホームメイド―”は技術と創造性の持つ力に改めてフォーカスを当て、愛や親密さ、思いやりを伝える。これらはすべて、メイド・イン・イタリーの職人のDNAに根差したものだ。

このプロジェクトの中心にあるのは「ホーム」という概念。古きイタリアの“casa bottega”すなわち“工房(ワークショップ)”として捉えられたその場所では、伝統を通じて“ファット ア マーノ”(イタリア語で「ハンドメイド」の意)が、日々の生活の温かみと密接に絡み合っている。
Courtesy of Dolce&Gabbana
DGFATTOINCASAは、イタリアの伝統的なハンドメイドの技術を紹介しながら、ロックダウンという経験を通じて人々の間に生まれた団結力の強さを探求するプロジェクト。ドルチェ&ガッバーナが2月にローンチした“AMORE FOR THE SCIENTIFIC RESEARCH”の一環で、同ブランドの職人やブランドと親交のある者がデジタルワークショップを開催するというもの。クラウドファンディングで集まった資金は、ウマニタス大学のアルベルト・マントバーニ教授が主導する新型コロナウイルスに対する免疫システムの究明を目的とした研究への支援に寄付される。
Alberto Mantovani(アルベルト・マントバーニ)
ウマニタス研究財団(Humanitas Foundation for the Research)理事長 兼 ウマニタス大学名誉教授
Courtesy of Humanitas University
マントバーニ教授は「ウマニタス大学(Humanitas University)は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)との戦いに取り組み続けています。そしてドルチェ&ガッバーナとのパートナーシップにより研究分野のさらなる拡大が可能となりました。今のところ、SARS-CoV-2 コロナウイルスに対する免疫反応についてはいまだ解明されていない部分が多く、例えば抗体が防御機能を持つのかどうか、免疫記憶がどれくらい持続するのかも分かっていません。

生体防御の最前線である自然免疫(体内に侵入してきたウイルスや細菌の90%以上をただちに感知・排除する)がコロナウイルスに対して有効に機能するのかどうかも分かりません。

ドルチェ&ガッバーナの支援により、ウマニタス大学での研究は引き続き、自然免疫に関係した細胞や、抗体の機能の原型である細胞分子にフォーカスしていきます。この方面の理解を深めることで、ひとつの研究がグローバルな健康問題に立ち向かう糸口となり、重症疾患のバイオマーカーなどの診断および治療介入に役立つ可能性があるのです」とコメントしている。
問い合わせ先

ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン
Tel. 03-6419-2220
www.dolcegabbana.it

                      
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