南貴之がセルフプロデュースする新ショップ「グラフペーパー」がオープン｜Graphpaper

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南貴之がセルフプロデュースする新ショップ「Graphpaper」オープン

クリエイティブ・ディレクターの南貴之氏が手がける新ショップの目的は、商品を売るためだけでなくそれらを作品に置き換え、“キュレーションすること”。まったくあたらしいアプローチのショップ「Graphpaper（グラフペーパー）」が2月27日にオープンした。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

フレキシブルにアイデアを発信する“生きた空間”

渋谷区神宮前5丁目の閑静な住宅地の一角に突如として現れるユニークなスポット。それはマンションの1階と奥2階に展開し、これまで南貴之氏が作り上げてきた幾多のショップのイメージとはまったく異なる、ミニマルで直線的なアプローチのあたらしい空間となる。

南氏のアイデアのベースになったのは、1969年にハラルド・ゼーマンのキュレーションによってスイスの「クンストハル・ベルン」で開催された展覧会『“WHEN ATTITUDES BECOME FORM” ――態度がかたちになるとき――』。南氏は、この展覧会でのゼーマンのレギュレーションに縛られないインディペンデント・キュレーターとしての姿勢をヒントに、商品を売るためだけでなくそれらを作品に置き換え、いかにひとつひとつを引き立たせるか、どう見せるかの“キュレーションすること” を目的とし、フレキシブルにアイデアを発信する“生きた空間”を作った。