m’s braque|最新コレクションは“ドレスのスーチングスタイル”に注目
FASHION / MEN
2014年12月29日

m’s braque|最新コレクションは“ドレスのスーチングスタイル”に注目

m’s braque|エムズ ブラック

今季のモデルは、パリのアコーディオン奏者と若い女性のカップル

最新コレクションは“ドレスのスーチングスタイル”に注目

デザイナーの仕事のやりがいを「良いもの、ひとに出会うこと」というパリ在住のデザイナー・松下貴宏が手がける「m’s braque(エムズ ブラック)」の2014-15年秋冬コレクションのイメージフォトが、メンズ、ウィメンズともに到着。プレフォールで店頭に揃いつつある全ルックを紹介する。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

男女のペアで、1930年代のパリを匂わせる写真

今シーズンのルック撮影でのこだわりについて「メンズ、ウィメンズともにドレスのスーチングスタイル」という松下貴宏氏。とくにメンズでは、ブルーのシャギー、裏がシルクのドレスのダッフルコート、ウィメンズでは、カシミア&ミンク混の素材を用いたシリーズのジャケット、ワンピース、スカートなどを注目アイテムとして挙げ、色ではネイビーにこだわったそうだ。

今季のルック撮影では、パリの男性アコーディオン奏者と若い女性との組み合わせをモデルとして指名。「カップルなのか、どんな関係なのか? とあやふやな関係を想像させるような組み合わせにしています。そんな関係性のふたりを、Brassai(ブラッサイ)の写真のように1930年代のパリを匂わせる仕上がりにしています」と語る。

コーディネイトでは、春夏よりも大人っぽく、スーツやドレススタイルをメインに、イメージビジュアルのみモノトーンで雰囲気を醸し出している。

リバーシブルで着用できるユニセックスのデザインが豊富

コレクションのワードローブでは、スーツ、ダッフル、コート、ハーレムパンツ、シャツ、ミリタリーパンツ、ライダースなど、メンズとウィメンズで同様のデザインを展開。ビジュアルの順番もカップルの着こなしが楽しめる構成となっている。

今回のキーカラー“ネイビー”をカシミアやミンクでひとつのデザインのなかに取り込み、色の濃淡や素材の表情をひとつのアイテムで表現。

アイテムでは、ユニセックスにデザインされた、ネイビーとスカーフ柄のリバーシブルブルゾン、ポケットが抜き型になっているパープル&ネイビーのボレロ(ウィメンズ)やジャケットなど、リバーシブルで着用できるものが豊富なのも今季の特徴として挙げられる。また、ウィメンズでは、キルトのブラックとヒョウ柄、ネイビーのカシミアとドット柄など、リバーシブルのフレアスカートもラインナップ。

メンズのネクタイは「タイユアタイ」とのコラボレーションで、ウィメンズのゴールドの金具のスエード(ネイビー)のシューズは、デザイナー同士も互いのアイテムを着用しているという「Le yucca's(レユッカス)」との限定シューズとして登場する。

sekond showroom

Tel. 03-3794-9822

http://msbraque.com/

           
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