売り切れ次第終了。この秋一番のメンズ・カプセルコレクション

マウリッツ・アーカイブ・コレクションは、H&M創業の1968年から2013年を繋ぐカプセルコレクションで、21スタイルの洋服とアクセサリーを展開。いくつかのアイテムはMOON社など由緒ある老舗ファブリックメーカーの生地で制作され、オーセンティシティ（真正性、信憑性）に溢れたアイテムになっている。

今回のカプセルコレクションのデザインを担当したのは、1975年、スウェーデン生まれ、H&Mディビジョン・デザイナーのPETTER KLUSELL（ペテル・クルセル）。彼は2年前にアンティーク店で購入した本の中に、ストックホルム中心地にあったメンズアウトドア衣料品店「Mauritz Widforss」の名前を見つけた。1968年、「Mauritz Widforss」の隣には「Hennes」の第一号店があり、H&M創業者のアーリン・パーションは、店舗拡大のためこの「Mauritz Widforss」を買収。あらたにオープンした店を「Hennes & Mauritz」（現在のH&M）と名づけた。

ペテル・クルセルは、「それは古いスウェーデンの狩猟と釣りにかんしてまとめた本で、広告のなかにMauritz Widforssがあったのです。私は、その広告の店がH&Mのメンズウェアデザインの原点となるMauritzと同一だと、あとでわかりました」という。そして彼は、今回のコレクションのインスピレーションとしてアイテムのフィーリングを得るため、スウェーデンの国立図書館に貯蔵されていた、古いMauritz Widforssのカタログやアーカイブの調査をはじめた。

「私たちは過去のアーカイブを綿密に調べ、Mauritz Widforssで販売されたアウトドアウェアにインスパイアされたコレクションを制作しました。古き良きものがあたらしくモダンに表現され、男性が自分らしく着こなせるコレクションになっています」とペテル。

マウリッツ・アーカイブ・コレクションでは、H&M最初のメンズコレクションの一つだったといえるアウトドア・ファッションが新鮮に表現。多くのアイテムがBritish Millerainのオイルド・コットンやAbraham Moon & Sonsのウールなど、伝統あるファブリック専門メーカーからの生地で作られ、オーセンティシティな魅力に溢れている。

H&M ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン
Tel. 03-5456-7070
www.hm.com/jp