特集|ヴァレンティノ ウォモのオープン記念限定モデル|VALENTINO
モードの最前線を走る、トレンドセッター
いま、パリでコレクションをおこなうブランドのなかで、もっとも勢いを感じさせるのがヴァレンティノだ。モードとストリートの次なるトレンドの気配を察知し、サルトリアの技術をもってつくられる服の数々は、刺激的でありながらリアルクローズとしても使える美しさを備えている。
特に今シーズンは、ヘリンボーンツイードやキャメルヘアーといったクラシックな素材を使用したラグジュアリーなアイテムが多く、それらを入手できるショップが3店舗同時にあらたにオープン。阪急メンズ東京・大阪、そして伊勢丹新宿メンズ館では、限定アイテムも展開されるので、ぜひ訪れてほしい。
Photographs by KUBOTA Ikuo(OWL)Text by ITO Yuji(OPENERS)
世界のヴァレンティノのショップを手がける
建築家を起用
阪急メンズ東京のショップは、テラッツォストーンのウォールパネルとパラディアーナ大理石のフロアリングを採用。これはこれまでヴァレンティノ ブティックのデザインに携わってきた建築家・デイヴィッド・チッパーフィールドによるもの。連続性と統一性をストアコンセプトにしたデザインは、シンプルでありながら、ラグジュアリーな世界観を演出。世界的に注目を集めるモードブランドにふさわしい佇まいとなっている。
阪急メンズ東京 2F Tel. 03-6252-5127
営業時間
月・火曜日|12:00~20:00
水~金曜日|12:00~21:00
土曜日|11:00~21:00
日曜日・祝日|11:00~20:00
東京と大阪、同時に3店舗をオープン
阪急メンズ同様に、デイヴィッド・チッパーフィールドによる阪急メンズ大阪の店舗にくわえ、伊勢丹新宿メンズ館3F「インターナショナル デザイナーズ」にも、ヴァレンティノ ウォモがオープン。限定アイテムとして、阪急メンズ大阪ではアストラカンのコートが、そして伊勢丹メンズ館ではカモフラージュ柄のスニーカーや上質なレザーのライダースジャケットが展開される。
阪急メンズ大阪 2F
Tel. 06-6313-8776
営業時間
月・火・日・祝|10:00~20:00
水~土|10:00~21:00
伊勢丹新宿メンズ館 3F インターナショナル デザイナーズ
Tel. 03-6380-1252
営業時間
10:30~20:00
13SSコレクションでデビューを果たして以来、ベストセラーを続ける人気スニーカーの「ロックランナー」。限定発売となるモデルは、オレンジとブラックのカモフラージュ柄を取り入れたもので、アウトソールはピラミッド型のスタッズをモチーフにしたデザインとなっている。
ネイビーやキャメル、パープルといった色遣いでネイティブなトーンを表現した、ジオメトリックパターンのコート。表面はニットのような起毛感をもっており、着こなしに優しげな表情をプラスする。ライニングはカシミアの贅沢な素材で極上の肌触りを味わえる。
VALENTINO|ヴァレンティノ
スタイリスト祐真朋樹氏が語る今季のヴァレンティノ
今季のヴァレンティノに相当な思い入れをもつのが、スタイリストの祐真朋樹氏。ブランドとしての魅力と今シーズンの特徴、そして注目しているアイテムについて、話をうかがった。
「そもそもがオートクチュールメゾンであり、オートクチュールのコンセプトをそのままプレタポルテに持ち込んでいるのがヴァレンティノの最大の特徴。メンズに関して言えば、はじめてのショーでオートクチュールのコートを出して見せたのが驚きだった。それを普通のジーンズやセーターに合わせるというプレゼンテーションも粋。クチュールのテクニックやクラフツマンシップをふんだんに取り入れたプレタ、というのが実に新しくておもしろい。服、それ自体に力のあるブランドである。広告ビジュアルもインパクトがあって魅力的」。
次なるシーズンも、ヴァレンティノから目が離せない
祐真氏がいう通り、ヴァレンティノの服づくりの魅力は「オートクチュールのコンセプトをそのままプレタポルテに持ち込んでいる」こと。ラグジュアリーな世界観はそのままに、繊細なモードの空気感を察知してデザインされたコレクションは、今年6月におこなわれた来年の春夏の評価も高い。モード界ではまだしばらく、ヴァレンティノ旋風が続きそうだ。
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
03-6384-3512
http://www.valentino.com