BURBERRY PRORSUM|コレクションレポート
BURBERRY PRORSUM|バーバリー プローサム
ロンドンコレクションのフィナーレを飾った
バーバリー プローサムをレポート!
今シーズン、25周年を迎えたロンドン・ファッション・ウィーク。いつにも増して熱気を帯びたコレクションウィークであったが、そのフィナーレを飾ったのは、クリストファー・ベイリー率いるバーバリー プローサムだ。ロンドン市内は祝福のムードに包まれ、翌朝現地テレビに放映されるほどの盛り上がりを見せた。
Text by OPENERS
ドレープをほどこし、軽やかかつグラマラスに
2009年9月22日、ウェストミンスター地区に位置するチェルシーカレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン。ここのルースティン・ホプキンス・パレードグランドにて、バーバリー プローサム 2010年春夏ウィメンズウェアコレクションのランウェイショーはおこなわれた。
フロントロウにはエマ・ワトソンやリブ・タイラー、グウィネス・パルトロウ、メアリー・ケイト・オルセン、アギネス・ディーン、ビクトリア・ベッカムなどなど、バーバリー プローサムのドレスに身を包んだ顔ぶれがずらり。エディターやバイヤーたち、オーディエンスで埋め尽くされる会場を、華々しく盛り上げていた。
さて、肝心のコレクションはというと――ペパーミント、トレンチ・ハニー、フロステッド・ピンク……ヌードカラーとペールトーンの競演はとても軽やかであり、フレッシュなフェミニニティに溢れている。そしてもっとも注目すべきは、今回のテーマでもある「ツイステッド・クラシック」を端的にあらわす、ウォッシュド・ギャバジンやウォッシュド・シフォンなど、軽く上質な素材をたっぷり贅たくに使ったドレープのあしらいだ。バーバリーのシンボル的アイテムであるトレンチコートとこのドレープの組み合わせは、クリエイティブ・ディレクタークリストファー・ベイリーが考えるフレッシュかつグラマラスな女性像を、また新たに私たちに提示してくれたのではないだろうか。
ショー会場から徒歩圏内にあるバーバリー本社、ホースフェリーハウスではアフターパーティを開催。UKバンド、ザ・クークスのライブのほか、アギネス・ディーンらのDJプレイで会場はヒートアップ! ロンドンコレクションのフィナーレを飾る、熱狂的な夜となった。
バーバリー・インターナショナル
Tel. 03-5157-4075