従来のノートをアップデート。これからの時代の一冊 | Craft Design Technology

Craft Design Technology｜クラフトデザインテクノロジー

日本の匠の技と世界でもトップレベルのデザイナーが組むことにより、優れたデザインの商品を展開するデザインテクノロジー。この秋発表された横型のノートはパソコン前にすっきり置くことのでき、正に机上を知り尽くした新しいカタチと言える逸品だ。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

日本の文房具を世界に発信するクラフトデザインテクノロジーより、今秋発表されたユニークなノートに着目したい。

なんといってもまずは、横型の新しい形が印象的。パソコンを前にして作業することが多い今、パソコンの前にすっきり置ける絶妙なサイズ感の横型デスクノートとして誕生したという。

サイズは2種類、一般的な13、15インチサイズのノートパソコンに合わせたもので、縦、横どちらでも使用でき、省スペースに設置可能。

13インチ幅用のノートはミシン目入りで、気軽なメモとしても活用できる。一方、15インチ幅用には、別売りで専用のノートバンドがあり、持ち運びに便利な設計となっている。

本体色には、『白緑（ペールグリーン』『灰白（グレー）』『鈍色　(ダークグレー)』の3色の日本の伝統色を採用。

表紙と中紙は、さとうきびの搾りかすから作られたバガスパルプ配合の「バガス紙」で構成されている。バガスとは砂糖生産における副産物であり、このデスクノートでは廃棄物として処理される余剰分を紙に活用することで、未利用資源の活用、さらに廃棄物リサイクルへの貢献を可能にしている。

バガスを紙の原料として利用することで木材の使用量を減らし、その際に発生する伐採・採集・集荷・運搬などにかかるエネルギーも少なくなることで、Co2排出の削減を試算、環境保全に貢献できる素材とも言える。

製造元に迎えたのは1944年の設立以来、手帳やダイアリーを中心に様々な紙製品を手掛けてきたダイゴー社。使い易さや耐久性、高い製本技術を誇る生産背景から誕生したこれまでにないデスクノートと言えるだろう。

デスクノート　S/L

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