マスクに挟んで使う“マスクインナー”「ウイルスシールド®」|KOMATSU MATERE
DESIGN / PRODUCT
2020年4月15日

マスクに挟んで使う“マスクインナー”「ウイルスシールド®」|KOMATSU MATERE

KOMATSU MATERE|小松マテーレ

付着したウイルスを酸化分解する新型光触媒素材「ウイルスシールド®」が販売開始

高機能ファブリックや医療関連素材を製造する小松マテーレが、東芝マテリアルと協力し、付着したウイルスを酸化分解する効果を持つ新型光触媒素材「ウイルスシールド®」を開発。この新素材をマスクに挟んで使う“マスクインナー”に応用した画期的な製品が、小松マテーレのオンラインサイト「ユニリンク」にて販売開始された。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

特殊な酸化タングステンで、微弱な光でもウイルスを分解

医療関連素材の製造などを手掛ける小松マテーレが、身の回りの繊維素材にウイルスの活動を抑制する効果を持たせる加工技術を開発した。この新技術によって、付着したウイルスを酸化分解する効果を持つ新型光触媒素材「ウイルスシールド®」が誕生。マスクに挟んで使うマスクインナーとして発売に至った。1枚当たり10回まで水洗いして使用することが可能だ。
「ウイルスシールド®」の特徴は、微弱な光でもウイルスを高速分解することだ。一般的な光触媒加工には、酸化チタンが用いられるが、この効果が発現する領域は紫外線領域のため、太陽光などの明るい光では効果が出やすいが、暗い場所では効果が出にくい傾向にある。これに対して「ウイルスシールド®」は特殊な酸化タングステンを用いることで、可視光領域を含む広い領域帯での効果が期待でき、紫外線領域から可視光領域までの広い範囲で、ウイルスを高速分解するのだ。
また、抗ウイルス性についてもその効果は確認済みだ。「ウイルスシールド®」は特殊吸着剤とハイブリッドしており、インフルエンザウイルスの接触試験において、6時間で99パーセントの低減効果が確認された。「ウイルスシールド®」に接触したウイルスは感染力が弱まるため、その後の人との接触などによる拡散を抑える効果も期待できる。
このマスクインナーは小松マテーレのオンラインサイト「ユニリンク」から購入可能だ。
日本製マスクインナー 5枚入り
サイズ|約80mm×120mm(※若干のばらつきあり)
素材|酸化タングステン光触媒加工のポリエステル
販売|https://www.uniform-link.com/item/2287
価格|2200円(税込)
問い合わせ先

小松マテーレ オンラインサイト「ユニリンク」
https://www.uniform-link.com/

                      
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