江戸切子による室町硝子工芸オリジナルワイングラス「SUI-REN(スイレン)」|MUROMACHI GLASS ART
DESIGN / PRODUCT
2021年1月4日

江戸切子による室町硝子工芸オリジナルワイングラス「SUI-REN(スイレン)」|MUROMACHI GLASS ART

MUROMACHI GLASS ART|室町硝子工芸

熟練の技を生かして作られた優美なデザイン。伝統文様を現代風にアレンジした江戸切子のワイングラス

室町硝子工芸が江戸切子のオリジナルワイングラス「SUI-REN(スイレン)」6種を発売。江戸切子を販売する東京・白金の「室町硝子工芸 白金店」とオンラインショップで販売する。

Text by YANAKA Tomomi|Edit by TSUCHIDA Takashi

デザインは伝統的な文様の「Kikutsunagi」とオリジナルの「Nozomi」の2種類

江戸切子のワイングラス「SUI-REN」は、ベーシックとブルゴーニュ、スパークリングの3型を展開。それぞれ2種のカットパターンを施した計6アイテムをそろえる。

3型ともにワインを注ぐボウルの部分とグラスを置く台座部分(プレート)に繊細で美しい切子模様をカッティング。ボウル部分には江戸切子の代表的文様「魚子(ななこ)文様」が施された。
左の台座/Kikutsunagi、右の台座/Nozomi
台座は3型それぞれに2種の図形を用意。ひとつは江戸切子の代表的文様で、菊の花が連なる様子を表した「Kikutsunagi(きくつなぎ)」、もうひとつは幸福を呼び込むという“蜘蛛の巣”から着想を得たオリジナルの「Nozomi(のぞみ)」だ。
いずれもシンプルでモダンな意匠が特徴で、曲線に沿い重なり合う線の優美なカッティングを生み出しているのが職人たちの熟練の技。

特に「Kikutsunagi」のプレート部分のカットにはグラスの形状とその模様の複雑さから、基準となる線を引く「割り出し」と呼ばれる作業に通常の道具を使うことができず、地道な作業が求められるという。
シンプルながらも細やかにカットすることで、独特のきらめきを放つ華やかなワイングラスは特別なギフトにもぴったり。ワインを注ぐことで新たに生まれるその表情、美しさを堪能したい。

SUI-REN

  • サイズ|<ベーシック>口径約61×最大径約89×高さ約218mm、容量480ml
  •     <ブルゴーニュ>口径約72×最大径約106×高さ約226mm、容量750ml
  •     <スパークリング>口径約45×最大径約56×高さ約225mm、容量190ml
  • 型|Kikutsunagi、Nozomi
  • 価格|各3万5000円(税別)
問い合わせ先

室町硝子工芸
Tel.050-3155-0485
https://muromachi-glass-art.com/