美しい曲線と滑らかな肌触りが特徴のカッティングボード｜Edward Wohl

Edward Wohl｜エドワード・ホール

美しさだけでなくメープル特有の耐久性も兼ね備えた逸品

アメリカ中北部ウィスコンシン州にて40年以上に渡り、精巧な家具やトレイなどを設計・デザインしてきた作家エドワード・ホール。彼が手がける美しいカッティングボードに注目が集まる。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

エドワード・ホールのカッティングボードは、多くの人がまずその美しさに目を奪われる。

彼はアメリカ・ウィスコンシン州にて40年以上に渡り、精巧な家具やカッティングボードを設計・デザインしてきた作家であり、建築的かつ彫刻的アプローチによるその作品は世界中のギャラリーやショップが注目する存在だ。

アメリカでは環境保全により木の伐採が禁じられており、倒木が見つかるたびに何千キロという道のりを駆けつけるなど、彼は自ら足を運び状態を確認した上で製作しているという。

カッティングボードに使われいるのは「Bird eyes maple」という特徴的な木目の希少なメープル。これを家具の仕上げと同様に丁寧に磨きあげ、滑らかで美しい曲線と吸い付くような滑らかな肌触りを実現させた。また適度な重みと包丁を跳ね返すメープル特有の堅牢さがあり、美しさだけでなく耐久性も兼ね備えた逸品だ。