Z字型のテンプルがバネの役割に。フランス発の眼鏡ブランドから3型リリース｜GOUV/AU

GOUV/AU｜グーヴォ

1878年創業の眼鏡工場「グーヴェルヌールオードジェー」をルーツに、古き良き眼鏡作りを現代に踏襲しているフランス発のブランド「GOUV/AU」が日本上陸。一見クラシカルなデザインだが、さまざま顔の幅に向けてフィット感が得られる構造を採用している。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

メタル眼鏡の可能性を最大限に引き出す、130年以上の歴史と技術力

Z字型のテンプルがバネの役割に。フランス発の眼鏡ブランドから3型リリース｜GOUV/AU

「グーヴェルヌールオードジェー」は、1900年代のはじめに耳の裏に巻き付くような形状のケーブルテンプル（縄手）を発明したことで知られる眼鏡工場。掛け心地とデザイン性はもちろんのこと、長年にわたり職人が働きやすい環境作りにも注力してきたという。

このような工場をルーツに、2015年にスタートした「GOUV/AU」。デザインの大きな特徴は、“Z”の字のように二段階に折れ曲がったテンプル（ツル）だ。この形状により二段階で外に開きつつバネの役目を果たすため、サイドから包み込むような優しいかけ心地を可能に。さまざまなタイプの顔幅に対応する。またフロントとテンプルを繋ぐ蝶番には、スパルタ丁番を採用。これはフロントと一体型で削り出したもので、見た目のスッキリさと強度を生み出している。