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2021年7月12日
コナン・ドイルをテーマにした作家シリーズの新コレクション|MONTBLANC
MONTBLANC|モンブラン
2021年の作家シリーズはコナン・ドイルをトリビュート。シャーロック・ホームズの生みの親を称えるスペシャルなコレクション
モンブランが作家シリーズの新作を発表。2021年の今年は、名探偵シャーロック・ホームズの生みの親、サー・アーサー・コナン・ドイルがモチーフとなった。
Text by YANAKA Tomomi|Edit by TSUCHIDA Takashi
すべてのクリップに、探偵に不可欠な虫眼鏡のモチーフ
世界の文学界に名を残す偉大な作家たちの想像力や文化的影響力に敬意を捧げる、モンブランの作家シリーズ。2021年はスコットランド生まれのサー・アーサー・コナン・ドイル(1859-1930)がフィーチャーされた。
世界中で愛される探偵シャーロック・ホームズを主人公にした60にも及ぶシリーズで、その名を知られるコナン・ドイル。彼は医学を専攻し、実際に医師として働いていたものの、物語を著したいという情熱はやみがたく、200近くの小説や短編小説、詩、歴史書、パンフレットを含む一連の作品を生み出してきた。
彼の冒険心は北極海やアフリカなど遠く離れた土地へも誘い、ボーア戦争中に医師として志願してアフリカに赴き、イギリス軍の正統性を主張する年代記も執筆。王室への貢献を称えられ、エドワード7世から騎士の称号を授与されている。
コレクションは4つのエディションで構成。すべてに、犯罪やミステリーを解決する探偵に不可欠なツールのひとつ、虫眼鏡を模したクリップを施している。さらに、どのペン先にもドイルの肖像が刻まれており、それぞれのエディションのテーマからとった特別なストーリーが筆記用具に添えられた。
プレシャスレジン製の「スペシャルエディション」は、シャーロック・ホームズのオリジナルのタータンチェックをもとにしたパターンで装飾。さらにドイルが診察を行っていた「アッパー・ウィンボル街」とホームズの住居のあった「ベイカー街」の地図も描かれており、ミステリーにしばしば描写されるロンドンの暗い霧を思い起こさせる濃いグレーのカラーを纏う。
ホームズが登場する小説群の中でも最も有名なもののひとつ、『パスカヴィル家の犬』の初版発行年であり、ドイルが英国国王から騎士に叙された1902年にちなみ、1902本のみ生産される「リミテッドエディション1902」は、ホームズが愛用するパイプを想わせる佇まい。
また、ドイルの多くの作品が誕生した場所である、サリー州の自宅「アンダーショー」のステンドグラスの窓からインスピレーションを得た「リミテッドエディション97」は、家の完成した1897年に由来し、限定97本の貴重なアイテムだ。
さらに、ドイルが若干20歳のときに北極圏に向けて出航する捕鯨船で船医に就いたことにちなみ、氷山をモチーフにした「リミテッドエディション8」は8本限定。クリップの上部にはサファイアが飾られるなど、贅を尽くしたアートピースとなっている。
このほかにもドイルへのトリビュートを完璧なものとするために、多彩なアイテムが登場。ホームズが初登場する『緋色の研究』から着想を得たレッドのボトルインクや、ロンドンの街路図にドイルのサインが描かれたノートブック、街路図とタータンチェックのパターンをエンボスしたペンポーチがラインアップされる。
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