女性彫刻家・ジーナ・クワンのアトリエ、そこで紡がれる物語を形に｜gena kuwan

gena kuwan｜ジーナ・クワン

デザインレーベル「MISHIM」を手がける土肥牧子氏が新ブランドを立ち上げた。そのコンセプトは、「女性彫刻家のジーナ・クワンという想像上の人物を打ち立て、そのアトリエで生まれる物語をプロダクトに落とし込む」というものだ。その斬新な発想のもとに生まれたプロダクトとは。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

都会的で先鋭的な感性を持ちつつ、時の流れの中で変化するものや、歴史や記憶を内包するものを愛し、荒寥とした自然の中に一人で身を置くことを恐れない――そんな女性彫刻家像から派生するプロダクトを展開するという『gena kuwan』。

ブランド第一弾は有機的なマーブル模様が目を惹くテーブルウエア。製作は萬古焼の産地として知られる三重県の南景製陶園が手掛けている。

ラインナップは、2種類のカップ、多彩な料理に対応する大きめサイズのプレートL、カップのソーサーにもなるプレートS、スープやシリアルなどにも使えるフルーツボウル、ティーポット、そして小ぶりのフラワーベース。

どちらも使いやすいサイズ感と意外なほど軽量な点も特筆すべきだ。カラーは黒ベースと白ベースの二種類のマーブル模様を用意。

今後も“ジーナ・クワン”という人物を通し、どのようなアウトプットをするのか注目していきたい。

gena kuwan

問い合わせ先